27:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:01:35.22 ID:4W+e2BTSo
「ごめんなさい。分かってはいるの、あなたたちの言いたいこと」
でも、そんな私の決意は、とても脆く崩れてしまう。
被せるように発せられた巴マミの言葉は、どこか早口に彼女の想いを紡ぎ始める。
私はただ、それを呆然と聞くことしかできなかった。
「分かってる。死んだ人は戻って来ない」
「パパも、ママも、そうだったように。なぎさちゃん、ううん、べべも、美樹さんも」
「過ごしたはずの日々だって、本当のものじゃない。覚めたら忘れる、忘れなきゃいけない、ただの夢」
「私の生きる世界はここ。死んでしまった人の分まで、私は強く生きなきゃいけない、のに」
湯気を立てる紅茶に手を付けず、巴マミはただ語る。
誰に対して語るのか。
きっと彼女は私たちを見ていない。
自分自身に、必死で、言い聞かせている。
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