99:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/12(水) 00:13:33.11 ID:rvZEoW38o
一度、休みに入ったのか、バイオリンを置いて。
変わらず続くピアノの音を聴きながら、彼女は遥か高くを見上げる。
その先には水面があって、空が在る筈だけれど、深く淀んで何も視えない。
「水ってさ、すごく、重いんだよね」
「こんな深い所って、普通の人間だったら、水圧で破裂しちゃうらしいんだ」
「ここに来たばっかりの頃は、何度も何度も潰れてたよ。誇張じゃなくて、本当に」
「そのたびに、どろどろになったあたし、未練のかたまりを撒き散らしては、泣いて、叫んでた」
「これがなかったら、立ち直れてなかったかも」
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