過去ログ - 魔王「人間が我に何用だ」 友「協力したいと思いまして」
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217: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 00:50:01.16 ID:YniI4sfC0
友「……別に、幼馴染の姉――まぁ、女の姉なんですけど……その人のことは、好きだったわけじゃありません」

友「でも、憧れてはいました」

友「修行をしているときの支えは、従妹と、その人だったから……」

友「だからって、幼馴染姉さんを自分が守りたいとか、自分のものだとか、思ったことはありません」

友「ただ、なんだか、自分の傍を離れるのが、寂しかっただけで……」

友「……だからこそ、それを告げられて、ずっとずっと付き合っていると教えられ……自分のその感情を押し込めて……」

友「その人は良い人なのが雰囲気で分かったから、自然に見えるように、笑顔を浮かべながら、『紹介してもらってよかった。僧侶さん、幼馴染姉さんのこと、お願いします』……そう、言いました」


友「寂しかったのは、幼馴染姉さんことが、好きなんて恋愛感情じゃなく……ただ純粋に、大切で……その人が、自分の傍にいてくれないからこそのものだっていう、自分勝手な物だって、分かったから」

友「だから、苦しい想いを募らせながら、平気な顔して言いました」

友「自分の近くには誰もいなくなったな、って……そう、思いながら」


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