過去ログ - 魔王「人間が我に何用だ」 友「協力したいと思いまして」
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◆smf.0Bn91U
[sage saga]
2014/03/17(月) 23:54:55.11 ID:KRGZVoNl0
相手の攻撃の速度、軌道を読み、避けることに専念――
「疾風!」
――し始めた、その攻撃の速度が、急に上がった。
「っ!」
さっきの声は……僧侶!?
そうか……今まで何もしてこなかったのは、この一撃に賭けていたからか……!
この、こちらが勇者の速度を読み、避ける動作に移り、避けられないタイミングを見計らい、攻撃のタイミングをズラすために……!
して、やられた。
魔王を狙うという言葉も、剣士の動きも、全ては囮。
……舐めきって、油断していた。
しかし、それもまた、勝負。
ボクは今回のこの勝負において、負けた。
ただ、それだけだ。
もう、この横薙ぎを避けることなんて、出来ない。
鎧に触れたその瞬間。
鎧は砕け、その衝撃でボクは吹き飛ばされた。
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