過去ログ - 【MTG】ジェイス 「PWバトルロワイヤル」【コンマ】
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104: ◆UXwdLebQweKD[saga]
2014/02/13(木) 22:57:08.94 ID:rnrcgVJ+0
青年「そう。つまり私は、君のサーヴァントとしてその聖杯戦争を戦うことになったというわけだ。マスター……ならば、ステータスが見られるはずだろう」

凛「ちょっ、ちょっ、ちょっと待って!」

 凛は慌てて、青年の姿を見渡した。すぐに、彼のサーヴァントとしてのステータスが開示される。


105:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/13(木) 23:05:27.28 ID:rnrcgVJ+0

  ≪クラス≫: キャスター

  【真名】:???                  レベル:2         【属性】:中立・中庸

以下略



106:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/13(木) 23:06:22.41 ID:rnrcgVJ+0
凛「何……これ……」

 キャスター、というクラスは、聖杯戦争の中では最大の外れくじだ。だがしかし、それを遙かに上回るレベルで、彼の能力は秀でていた。

 本当に飛び抜けたクラスの英霊でしか持ち得ないEXランク。それを彼は二つも所持する。
以下略



107:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/13(木) 23:06:55.97 ID:rnrcgVJ+0
凛「!」

 凛は一瞬意識を失う。そして、くらりと酩酊感の広がる頭を押さえた。
 あれ、今、何をしようとしていたんだっけ……? 彼女は記憶を失っていた。

以下略



108:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/13(木) 23:07:37.30 ID:rnrcgVJ+0
 夜の町を歩く二人。青いフードの男の姿は、どうしても人目に付いた。
 空を駆けたり、或いは隠蔽の魔法をかけた上での行動ならば問題はない。しかし彼は、市街地、賑やかな商店街の真ん中を当たり前のように闊歩し、
 こちらがいくら隠蔽魔法をかけても打ち消してしまう。魔法を消し去るのは、彼の得意分野とのことだった。

凛「ちょっとキャスター!」
以下略



109: ◆UXwdLebQweKD[saga]
2014/02/13(木) 23:08:13.79 ID:rnrcgVJ+0
凛「そうよ! だからお願い、姿を隠……」

 その時、ジェイスが指を鳴らした。すると突然、周囲の人間が皆一斉にばたばたと地面に倒れていく。

凛「……!? 何、これ……」
以下略



110: ◆UXwdLebQweKD[saga]
2014/02/13(木) 23:08:47.64 ID:rnrcgVJ+0
ランサー「よう、どうやらそこにいるのはサーヴァントとマスターみてえだな」

 程なくして、それは本当に現れた。長い槍を持った、青タイツの男。青と青が重なって、目がちかちかしてくる。
 マスターは携えていないようだった。

以下略



111: ◆UXwdLebQweKD[saga]
2014/02/13(木) 23:09:15.45 ID:rnrcgVJ+0
ランサー「何だぁ? 格闘技でも使う気か?」

ジェイス「クー・フーリンか……どうやら頭に血が上りやすいタイプのようだな」

 ジェイスがぼそりと零したその言葉。それが、ランサーの目をぎょろりと開かせた。
以下略



112: ◆UXwdLebQweKD[saga]
2014/02/13(木) 23:10:08.84 ID:rnrcgVJ+0
ランサー「!」

 ランサーは警戒し、一歩後ろに下がる。ジェイスの体を覆い尽くさんばかりに肥大化したそれは、空中を魚のように泳ぎながら
 ランサーのところに飛んでいった。

以下略



113: ◆UXwdLebQweKD[saga]
2014/02/13(木) 23:10:57.39 ID:rnrcgVJ+0
 そうは言いつつも、ランサーの方も、なかなか動きを止めない幻(ファンタズム)のしぶとい動きを不審に思っていた。
 早くに決着を付けなければ、あのキャスターが何か大魔術を行使するかも知れない。
 ならば、ここ一番の大技で決着をつけよう。
 彼はそう思い、数歩後ろに下がると、手に持った槍を幻(ファンタズム)めがけて投げつけた。

以下略



114: ◆UXwdLebQweKD[saga]
2014/02/13(木) 23:11:23.72 ID:rnrcgVJ+0
ジェイス「さて、それでは思考を築く者としての本領発揮だ……君には私から最高のプレゼントを贈ろう。ランサー。
     生前君の命を奪ったその槍で……自害せよ」

 ジェイスの冷ややかな言葉。ランサーは逆らうことが出来ない。ただ両手が槍を彼の心臓に突き刺し、そして息絶えて消滅するまで、
 彼に少しの行動すら許されなかった。
以下略



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