過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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◆phFWXDIq6U
[sage saga]
2014/02/12(水) 21:28:38.87 ID:cJv6xySVo
京太郎「…皆も元気でな。風邪引いたりするなよ」
和「…それはこっちのセリフですよ」
優希「そのマフラーでちゃんと暖かくしとけよ…!」
まこ「鹿児島はここより暖かいから大丈夫と思うんじゃが」
久「…体調悪いって言ってももう看病なんてしてあげられないからね」
そのまま座席へと座り、開けた窓越しに皆とそう言葉を交わす。
瞬間、再びプルルと電子音が鳴り、プシューと言う空気が抜ける音が響いた。
数秒後、ガタンと言う音と共に、景色が、皆が流れていく。
ついさっきまで窓の外にいてくれた皆が後ろに消えていく様に視線もまたそっちへと引っ張られていった。
だけど、少しずつ加速する電車の勢いは止まらず、窓から消えていって… ――
咲「〜〜!待って!」
京太郎「…え?」
瞬間、俺の視界に飛び込んできたのは誰よりも待ち望んだ幼馴染だった。
何時も通りのラフな格好で必死になって構内に駆け込んできたそいつの膝からは血が流れている。
恐らくココに来るまでに何度も転んでしまったのだろう。
だからアレほど咲はどん臭いから走るなと言ったのに。
そんな言葉を脳裏に浮かべながらも、俺は内心、沸き上がってきた嬉しさを否定出来なかった。
咲「京ちゃん!お願い、行かないで…!」
京太郎「咲…!」
けれど、その嬉しさをそのまま口にするにはあまりにも障害が多すぎた。
電車は既に動き出しており、俺と咲の距離はどんどん離されていっている。
それでも必死に時間を稼ごうと足を動かす幼馴染の姿はあまりにも痛々しい。
その目尻から大粒の涙が幾つも溢れているのだから尚更だった。
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