過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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51: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:31:59.70 ID:cJv6xySVo

京太郎「先に親に連絡しても良いですか?」
「えぇ。問題無いですよ」
京太郎「すみません。寒い中」
「いえ、これも仕事ですから」

…仕事と来たか。
その装束から察するに巫女さんなんだろうけど…やっぱり場所的に霧島神宮関係の人なのだろうか。
そうなるとオヤジは霧島神宮との太いパイプがあるって事だけれど…。
いや、そういうのを考えるのは後にしよう。
とにかく今はオヤジに連絡だ。

プルルルプルルルルル

「よ。どうした?」
京太郎「あ、オヤジか。実は今、霧島神宮駅に着いたところなんだけど…」
「あぁ。そうか。まだそんなところか」
京太郎「…そんなところ?」

…オヤジの言葉が妙に引っかかる。
いや、より正確に言えば、嫌な予感を感じるというべきか。
まるで俺の知らないところで事態が取り返しのつかないところにまで進んでいるような気持ちの悪さ。
少しずつ足元が底なし沼にとらわれているような感覚に俺は思わず問い返した。

「じゃあ、そこに巫女服来たおば…いや、妙齢の女性はいないか?」
京太郎「いる…けど」
「それが迎えの人だ。乗せてってもらえ」
京太郎「ちょ、ちょっと待てって」

けれど、オヤジはそれに応える事なく、会話がドンドン進んでいく。
まるで俺を押し流そうとするその言葉の波に俺はそう歯止めの言葉を掛けた。
目の前の巫女さんがオヤジの言っていた迎えである事に安心したが、さりとてこの状況がまったく分からない事に変わりはない。
流石の俺もコレ以上物分りの良い子どもを演じるのには無理があるし、少しは事情も聞かなければ色々と納得出来ないのだ。



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