過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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68: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:42:05.45 ID:cJv6xySVo

「…それを話す前に姫様には少し出てもらっても良いでしょうか?」
小蒔「…ダメですか?」
「はい。殿方との秘密のお話ですので」
小蒔「…それじゃあ仕方がないですね」

…いや、それで納得するのかよ。
とは流石にツッコミを入れる訳にはいかない。
それにまぁ、ここで神代さんがダダを捏ねても話がややこしくなるだけだし。
何よりシュンと全身で残念そうな気持ちを表現している彼女にそんな事は言えない。
一応、俺はそれなりに紳士なのだ…優希辺りには良く変態紳士の間違いだとか言われたりしてたけど。

小蒔「では、須賀さん。また後で」
京太郎「はい。また後で」

…その後でが一体、何時になるか、或いはどんな形になるか不安だけどさ。
さっきから嫌な予感は強くなっていく一方で今すぐここから逃げ出したいくらいだし。
でも、ここで逃げ出しても何の解決にもならないし…何より目の前の石戸さんがすげー怖い。
俺よりも一回りも二回りも小さいはずなのにまったく隙がないっていうか、逃げたりしたら後ろから斬られそうだ。
流石にそんな事はないと思うけど…でも、まぁ、ごくごく一般的な生活をしてきた一般人の俺にとってはそれだけ恐ろしい相手なのである。

京太郎「…で、その…」
「まず結論から言わせて貰うと…須賀様には今日からこのお屋敷で暮らしていただく事になります」
京太郎「…はい?」

―― そんな石戸さんからのファーストアタックは既に俺の理解の範疇を超えていた。

いや、一体、それを誰が理解出来ると言うのか。
そもそも俺は鹿児島に引っ越してきた訳である。
親だっているし、大事な家族であるカピーだって新居で待っているはずだ。
それなのにここで暮らせとは一体、どういう事なのか。


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