過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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897: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/03/22(土) 01:51:20.09 ID:C4SJJi/+o

「あ、須賀先輩…!!」

「お待ちしておりました!!」

京子「貴女達は…」

その二人組は昨日、俺が助けた女の子だ。
トテトテと駆け寄ってくる彼女たちは既に上履きに履き替えている。
その言葉から察するまでもなく、二人は俺を待っていてくれたのだろう。
でも、一体どうしてこんな場所で?
お礼云々は二人を家に送っていった時点で済ませたはずなのだけれど…。

「はい。昨日はお世話になりました」ペコッ

「須賀様のお陰で本当に助かりました…!」

京子「良いのよ。私がやった事なんて人として当然の事なんだから」

京子「でも、待っていたって言うのはどうして?」

「あ、はい。改めてお礼を言いたかったのが一つと…」

「お詫び申し上げなければいけない事があって…」

京子「…お詫び?」

シュンと肩を落とす二人の姿に俺は首を傾げる。
昨日の今日で二人から謝罪されなければいけない事なんてないはずなのだけれど。
しかも、朝からこうしてわざわざ俺を待つくらいの事なんてまったく思いつかない。

「その…私たち昨日の事をお友達に話したんです」

「須賀先輩助けられたって事を…その…まぁ、ちょっぴり大げさに…」

「そしたらその…一日で噂が大変な事になっちゃって…」

京子「…噂?」

「あぁ、須賀さん」

京子「あ、生徒会長…」

そこで俺達に声をかけてきたのは昨日もこの辺りで出会った生徒会長だった。
相変わらずキラキラと輝く金髪や自慢げな表情が美しい。
けれど、その表情は昨日と違って…なんだろう、疑問が浮かんでいる感じ…かな。
まるでサルがフェルマーの最終定理を解いたと聞いた数学者みたいな…なんとも言えない表情。



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