過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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92: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:55:04.57 ID:cJv6xySVo

小蒔「…大変?」
巴「あ、いえ…その、ここは女所帯ですしね」
小蒔「あ、なるほど…そうですよね」

そしてどうやら神代さんの方は俺の事情を知らないらしい。
思い返せばここに来た時点で「俺が自分から志願した」と神代さんは言っていた。
それは恐らく彼女がこの家で大事にされているからこそなのだろう。
俺はまだ神代さんと言う人となりをよく知らないが、さりとてこの人が人の不幸を喜べるタイプとは思えない。
寧ろ、顔を知る誰かの人生が壊れたとなったらきっと心から悲しむ事になる姿しか想像出来なかった。
だからこそ、神代さんは周りから嘘を吹き込まれ、そして純真な彼女はそれを心から信じ込んでいるのだろう。

京太郎「(まぁ、思うところはあるけれど…さ)」

けれど…俺の人生が滅茶苦茶になったのは決して神代さんの所為じゃない。
30億だなんて滅茶苦茶な金額を用意した神代家と、それにのっかったオヤジの所為だ。
それを知らずのほほんとしている事に思う所がない訳ではないが、さりとて無関係な相手に八つ当たりするほど恥ずかしい奴じゃない。
彼女がそう思い込んでいるのであれば、わざわざそれを訂正しなくても構わないだろう。
そう思う程度の余裕は今の俺にもあった。

春「じゃあ…次は私…」

得心したように頷く神代さんを飛ばして、ゆっくりと滝見さんが挙手をした。
スラリと長い手を魅せつけるようなその動きに巫女服が重力に惹かれて落ちていく。
自然、視界に映る肌色がその面積を広げ、ドキリとしたものを感じた。
けれど、滝見さんはそれをまったく気づいていないのか、表情を変えないまま唇を動かす。



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