過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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940: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/03/26(水) 04:28:17.37 ID:haQiXXE7o

京太郎「やりもせずに出来ませんって…なんか情けないじゃないですか」

結果、俺は地区大会で一人情けない結果を残すだけに終わった。
皆がインターハイに出場し、華々しい成績を残す中、それがどれだけ情けなかった事か。
自分の中でベストを尽くしていれば、あの舞台に立つ事は出来なくても、皆に対して胸を張る事が出来たかもしれない。
皆で勝ち取った勝利を喜ぶ一方で劣等感に悩まされる事もなかったかもしれないのだ。

巴「…こんなに疲れているのに?」

京太郎「でも、俺はまだ限界じゃないですよ」

京太郎「無理だって言うのは限界が来てからでも遅くないと思います」

勿論、俺はそこまで我慢強いタイプじゃないからその時は即ギブアップするつもりだ。
でも、まぁ…その時が来るまではもうちょっと頑張り続けても良いんじゃないだろうか。
あの時、もうちょっと頑張っていれば、なんて悩むのは一回だけで十分過ぎるくらいなのだから。

巴「…私、須賀君の将来がちょっと心配になってきたかも」

京太郎「え?」

巴「変な企業に入ったら洗脳とかされそうで…」

京太郎「ちょ、そ、そういう不安になるような事言うのは止めて下さいよ」

巴「でも、今流行のブラック企業とかそういう真面目で責任感の強い子を喰い物にするって言うし…」

京太郎「う…いや、でも、俺そこまで真面目じゃないですよ」

巴「背負わなくても良いものまで背負って頑張ってる須賀君が真面目じゃなくて何だって言うの?」クスッ

京太郎「それは…まぁ…馬鹿とか」

巴「まぁ、確かに馬鹿だとは思うけれど」

京太郎「ひでぇ」

巴「でも…」

そこで巴さんの手が俺の首筋からそっと離れた。
両側から撫でるように刺激されたそこはほんのりと火照っている。
それが俺の身体に残ったの狩宿さんの体温か、或いはマッサージによる効果か。
どちらかは分からないが、まぁ、悪い気分じゃない。



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