過去ログ - 【寄生獣SS】少女「私のお母さん」
1- 20
92: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/05/31(土) 23:53:12.03 ID:SpuC1PSlo



新一「――ありがとう」

以下略



93: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/05/31(土) 23:54:29.39 ID:SpuC1PSlo
新一「お母さんがきみを必要としてたか? そういうことではないんじゃないかな」

新一「銃弾でボロボロの血塗れになって、それでも生命を賭して必死にきみを守って」

新一「そして、きみが無事におれの手に渡ったらありがとうって言って」
以下略



94: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/05/31(土) 23:56:30.16 ID:SpuC1PSlo
新一「最初から彼女がきみに対してそうだったって言うつもりは俺にはない」

新一「でも、彼女は彼女のやり方で成長していったんだと思う。
    仲間や人間、他の誰よりも早く、柔軟に彼女らしく」

以下略



95: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/05/31(土) 23:57:53.31 ID:SpuC1PSlo



――そうか……おまえのかあさん…………死んじまったんだもんな…………

以下略



96: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/05/31(土) 23:58:36.52 ID:SpuC1PSlo




少女「う……うううう…………」
以下略



97: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/06/01(日) 00:01:28.93 ID:M1jGSidKo
〜☆

少女「……えっと、その、お見苦しい所お見せしてしまって」グスッ

少女「いつもはこんな……泣くことなんて……全然ないんですけど……」ゴシゴシ
以下略



98: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/06/01(日) 00:02:42.83 ID:M1jGSidKo
新一「そう、笑ってた。他愛のないことでごく自然と違和感なく」

新一「そういうところも見ると、きみのお母さんって、
    かなり人間と紙一重ってとこまで歩み寄ってたのかもしれないね」

以下略



99: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/06/01(日) 00:04:38.72 ID:M1jGSidKo
新一「なんでもいいよ」

新一「せっかくいま田村玲子さんの記憶がだいぶしっかりしてるときに、
    何かもし残りがあったらちゃちゃっと済ませた方がいいなって」

以下略



100: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/06/01(日) 00:07:48.78 ID:M1jGSidKo
新一「…………」

新一(名前? 寄生生物が? この子の名前なんて記憶にも当然ないし、
    つけてるとはとても思えないぞ)

以下略



101: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/06/01(日) 00:09:05.42 ID:M1jGSidKo
新一「あー、だけどね、一つ、もし田村玲子さんが自分の娘に名前をつけるなら、
    こうつけるんじゃないかって候補は俺の頭の中にあるんだ」

新一「それなら聞かせることできるけど……一応聞いとく?」

以下略



102: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/06/01(日) 00:10:40.46 ID:M1jGSidKo
少女「エイコ? 漢字はどうなるんですか?
    コは子どもの子だってのは予想がつきますけど、エイは?」

新一「いや、そういうエイじゃなくて、ABCDEFG、アルファベットのA」

以下略



103: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/06/01(日) 00:11:15.45 ID:M1jGSidKo
少女「無茶苦茶お母さんのイメージピッタリで気に入りました、その名前」

少女「なんだか本当に、その名前をお母さんに今この瞬間与えてもらったみたい」


以下略



104: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/06/01(日) 00:14:07.78 ID:M1jGSidKo
〜☆

少年「結局お母さんについて知りたかったことはわかったのね?」

少女「うん」
以下略



105: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/06/01(日) 00:17:26.81 ID:M1jGSidKo
少女「あのさ、そんなことより」

少年(そんなことじゃねーよ)

少女「お礼、何がいい?」
以下略



106: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/06/01(日) 00:19:28.45 ID:M1jGSidKo
少女「何がいい?」

少年「……あそこの自販機で、ジュース一本おごってよ」

少女「それだけ? 一回きりだよ」
以下略



107: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/06/01(日) 00:21:44.52 ID:M1jGSidKo
少年「は? どゆこと?」

少女「親しい人には、そう呼ばれたいから」

少年「…………何があったの? マジで?」
以下略



108: ◆2DegdJBwqI[saga sage]
2014/06/01(日) 00:25:00.24 ID:M1jGSidKo
完結
書ききるのに間を開けてしまったせいでモチベがダレてしまったので反省。

新一が玲子さんの死でお母さんの死を自覚できて「帰ってこれた」のとは反対に、
今度は玲子さんの娘に、お母さんの死を自覚させて、凍てついてたものを溶かしてあげるって話、
以下略



109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/01(日) 00:25:52.74 ID:hEKKjELto
乙乙
夢のくだりはヒストリエのエウメネス思い出したけど意識してるの?


110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/01(日) 07:27:21.46 ID:SiTpHXizo
面白かった



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/01(日) 07:51:12.33 ID:/eRDA3Gqo



112: ◆2DegdJBwqI[saga sage]
2014/06/01(日) 18:34:42.41 ID:M1jGSidKo
>>109
ヒストリエも好きだけど特に意識してなかったです。
でも、言われてみる結構似てますね。

赤ん坊の頃の話を未来に持ってくるんだから、当然っちゃ当然かもですけど。
以下略



112Res/64.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice