過去ログ - キラキラのかたち
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21: ◆iUFOzRwgx6[saga]
2014/02/15(土) 00:22:17.37 ID:ovDwdCLe0
「……あの時、どうして美希はアイドルを辞めようと思ったの?」

単純なの、と前置きをした彼女は……

「ミキがキラキラする場所はここじゃないって気づいたの。」
以下略



22: ◆iUFOzRwgx6[saga]
2014/02/15(土) 00:24:22.22 ID:ovDwdCLe0
「ミキね、もちろんアイドルは楽しかったよ。」

「千早さんたち……事務所のみんなも大好きだったし。」

「ずっとこのまま……みんなでキラキラしていければなって思ってた。」
以下略



23: ◆iUFOzRwgx6[saga]
2014/02/15(土) 00:26:23.49 ID:ovDwdCLe0
「普通、なのかもしれないね。でも……」

「みんなそれぞれ別々にキラキラしてるの。」

「アイドルって特別なキラキラだけど……」
以下略



24: ◆iUFOzRwgx6[saga]
2014/02/15(土) 00:28:18.56 ID:ovDwdCLe0
彼女は友人に勧められて、アイドルの道に入った。

春香みたいにアイドルになりたかったわけではなく、私みたいに歌しかないわけでもない。

正直1年でトップアイドルの座に上り詰めた彼女は、稀有な存在であり……
以下略



25: ◆iUFOzRwgx6[saga]
2014/02/15(土) 00:31:00.70 ID:ovDwdCLe0
けれど、アイドルは商品でもある。

自分の意志で進む道を選ぶなんて、周りの汚い大人たちがなかなか許さない。

「アイドルアルティメイトの前にね、ハニーにお願いしたの。」
以下略



26: ◆iUFOzRwgx6[saga]
2014/02/15(土) 00:32:05.24 ID:ovDwdCLe0
「もちろんハニーには引き止められたけど……」

「社長がハニーを説得してくれたの。」

「社長が……?」
以下略



27: ◆iUFOzRwgx6[saga]
2014/02/15(土) 00:33:52.38 ID:ovDwdCLe0
「社長はハニーに色々と言っていたけれど……」

今の私なら、その時社長がどんな話をしたのか少し想像できる。

人一人の人生を縛るって大変なこと。
以下略



28: ◆iUFOzRwgx6[saga]
2014/02/15(土) 00:35:28.01 ID:ovDwdCLe0
「ずっと気になってて……今なら、聞いてもいい時期かなって……」

「千早さん、ミキの事気にかけてくれてたんだね。」

「当たり前じゃない!」
以下略



29: ◆iUFOzRwgx6[saga]
2014/02/15(土) 00:37:03.03 ID:ovDwdCLe0
「でも少し安心もしたの、千早さん少し人間臭くなったかな?」

「なにそれ、昔の私が人じゃなかったって言うの?」

「歌のサイボーグだったの。」
以下略



30: ◆iUFOzRwgx6[saga]
2014/02/15(土) 00:39:14.27 ID:ovDwdCLe0
「『言いたくないなら言わなければいいじゃない。言いたくなったなら話なら聞くわよ。』」

「千早さん、やっぱりちょっと変わったの。それにしてもそっくりなの。」

「そんなに変わったつもりはないけれど。」
以下略



31: ◆iUFOzRwgx6[saga]
2014/02/15(土) 00:41:18.65 ID:ovDwdCLe0
「……でも安心した。美希は本当にやりたい事をやっているのね。」

「うん、あとはミキの本当のハニーを見つけるだけなの。」

「それこそ、あずささんみたいな事言うわね。」
以下略



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