過去ログ - インデックス「とうまが消えた」美琴「あんた、水は、トイレは?」
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88: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/03/23(日) 07:20:05.00 ID:3n03q8mS0
あたりはいつの間にか夜に変わっていた。底冷えるような闇。その山の中腹に大きな亀裂があり、そこから吹き上がった風が頭上でうねりを上げている。闇から逃げるように、星のきらめくところへ登っていくようだ。山が呼吸しているようにも感じられた。

「いく年か、私はこの山と共に生きた。何をするでもなく、ある夜は暗い谷底で、ある朝は葉擦れの音を聞いて……」

それから、夜はすぐに光にかき消され、霧のように晴れていった。
以下略



89: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/03/23(日) 08:03:29.11 ID:3n03q8mS0
俺の勝手な自己満足が彼女を救えるなら、そうしたい。彼女の願望は人類の常軌からとことん外れてしまっている。
おそらく、こいつはどんどんどんどん、自分の求めていた物から遠ざかっているんだ。
もう、何を求めていたのか、どこからが始まりだったのか覚えていられないくらいには。

消しゴム消しただけなら、まだ消しカスが元のばしょに残っていたかもしれない。
以下略



90: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/03/23(日) 08:04:47.27 ID:3n03q8mS0
いったんここまでです。
また、夕方か夜くらいに


91: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/03/30(日) 15:52:38.03 ID:KFIacWFc0
次に目を開けると、計測機器や操縦桿が目に入った。
手の指を開いて、閉じる。俺はどうやら飛行機、それも戦闘機のパイロットのようだった。

「……ここは」

以下略



92: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/03/30(日) 17:06:48.24 ID:KFIacWFc0
飛行機を転がるように降りて、俺は走った。

物体が落ちた所に集まっている連中は、魔術師や自衛隊もいれば、官僚みたいな奴もいた。
俺は、落ちたのが一体何だったのかを確認するため、人込みをかき分ける。

以下略



93: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/03/30(日) 17:28:19.54 ID:KFIacWFc0
今にも泣きだしそうなシスターの瞳。

「とーま、ごめんね。辛いよね。こんなのとーまが一番辛いはずなんだよ……でも、救われる人数で決めようってみんなで決めたよね……何の慰めにもならないかもしれない。でも、みんなで決めたんだよ」

俺は、そんな作戦にどうして参加しちまってるんだ。
以下略



94: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/03/30(日) 17:54:30.49 ID:KFIacWFc0
心臓が止まっていたかのように、俺は呼吸を思い出した。
辺りは暗い。体が前に進んでいる。見覚えのある景色。
病院の中庭を歩いているようだった。

「とーま……見て見て、短髪がくれたんだけど、三人で映画に行かないかって……」
以下略



95: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/03/30(日) 18:29:16.32 ID:KFIacWFc0
ここは、また違う位相なのか。

「全く、毎度毎度人を怒らせて…才能すら感じるんだよ」

「ははッ……」
以下略



96: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/03/30(日) 19:15:09.86 ID:KFIacWFc0
「……こ、こらとーまってば」

俺の胸の中でもぞもぞとインデックスが動く。

「もちっとこのままでもいいですか……?」
以下略



97: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/03/30(日) 19:16:24.09 ID:KFIacWFc0
ちょっと抜けます。


98:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/30(日) 19:37:07.10 ID:6Q2l7sv5o



99: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/03/30(日) 21:56:06.08 ID:KFIacWFc0
――――――


この間、インデックスに言われたことを思い出して、私は足が止まった。

以下略



100: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/03/30(日) 22:24:13.38 ID:KFIacWFc0
昼間とは違って不愛想な遊具が夜の公園を不気味にさせていた。

(あいつ……どこに)

キイ――
以下略



101: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/03/30(日) 23:05:02.99 ID:KFIacWFc0
今日はここまでです


102:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/30(日) 23:17:42.03 ID:6Q2l7sv5o



103:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[ sage ]
2014/03/31(月) 20:13:51.86 ID:9ooc5Cjn0
livedoor.blogimg.jp


104: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/04/13(日) 20:18:01.78 ID:jF1KnQGW0
「知っていること?」

少女がとぼけた声を出す。

「そうね、まずは……上条当麻はどこ?」
以下略



105: ◆Cn9zyfKFVk[saga]
2014/04/13(日) 20:21:13.38 ID:jF1KnQGW0
すいません、ちょっとスランプ中で、この続きは期待せずにお待ちください。
待ってくれていた方、申し訳ないです。


106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/13(日) 20:39:53.10 ID:mZWc+C93o



107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/13(日) 20:42:12.30 ID:IlhS25ybo
乙乙


108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/11(日) 20:35:45.52 ID:YivsX/ZDO
最後が4/13か


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