過去ログ - 【安価で】王様「今日からお前は『勇者』と名乗るのだ」【まったり殺し合い】
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[saga]
2014/03/10(月) 19:32:52.66 ID:wnTGqXBM0
勇者(なんだ、この部屋……なんとなく俺の部屋に似てる……?)キョロキョロ
雷鳥「あいててて……くっそー、メチャクチャしやがるぜ。俺の部屋が半壊したじゃねーか」ガラガラッ
勇者「!!」ビクッ
雷鳥「ん? んんん? お、おい、まさかお前……」
勇者(まだ魔族がいたのか!? マズイ、まだ銃のリロードが済んでない……!)
雷鳥「お、お前まさか、勇者か……? っていうか勇者だよな!?」
勇者「……え? あ、ああ」
勇者(あれ、なんかあの顔、どこかで見たことのあるような……)
雷鳥「うおおおおおおおおおおっ!!!!!」スタスタスタスタ!!
勇者「!?」ビクッ
雷鳥「勇者ぁあああああっ! 弟よっ!! 会いたかったぜ!!」ダキッ!!
勇者「……へ?」ムギュッ
雷鳥「くぅ〜! お前と会うために、いったいどれほどの時間をかけ、どれほどの苦難を経たことか……!! それがやっと報われたんだな!!」ポロポロ
勇者(な、泣いてるー!?)ガーン
雷鳥「勇者に抜擢されたと聞いたときは複雑な心境だったぞ。やっとこさ腐れ研究所から解放されたはいいが、今度は国家に身柄を移されちまって会えやしねぇ!」
勇者「……は、はぁ」
雷鳥「しかも命の危険に常に晒される! いったい何度、いっそ攫ってしまおうかと考えたものか!! だが逆に好機でもあった。なんせ『勇者』の任務といったら、1つっきゃないんだからな!」
勇者「……魔王の討伐?」
雷鳥「そう! だから俺はこうして魔王へと取り入って、地位を高め、信頼を得て、幹部として魔王城に住みついたんだ! それもこれも、すべては勇者、お前と出会うために!! そしてお前の助けとなるために!!」
勇者「俺を助けるって……」
雷鳥「お前の身に危険が及ばないように、エルフのヤツにも頭を下げて、お前のことを調べていた偵察係の部下をこっそり島流しにして、そうやって遠くから見守っていたんだ! そして今! この瞬間! 再会したんだ!!」
勇者「……お、俺の記憶にはないぞ。あんたとの記憶は」
雷鳥「お前が物心つく前に、生き別れになったからな。親父とお袋が離婚して家庭がメチャクチャになっちまって、しかもお前はすぐに魔族として覚醒して、研究所送りになっちまった。……じつはそのあと、1回だけ会ってるんだけどな」
勇者「にわかには信じられないな……俺に兄がいただなんて」
雷鳥「なら、俺の血を舐めてみるか? ほれ」ブシュッ
勇者「……」ペロッ
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