過去ログ - 【安価で】王様「今日からお前は『勇者』と名乗るのだ」【まったり殺し合い】
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272:[saga]
2014/03/10(月) 19:36:05.29 ID:wnTGqXBM0



勇者「……!!」

雷鳥「わかってくれたか? なら兄ちゃんって呼んでくれてもいいぞ?」

勇者「……に、兄ちゃん」フイッ

雷鳥「」ブシュッ

勇者(鼻血!?)

雷鳥「さて、それじゃあそろそろ魔王のところに行くか? 俺の任務は緊急時における魔王の逃走ルート確保と抜け道作りだ。逆に言えば、城のどこからでも魔王の部屋に直行できる」

勇者「その前に、仲間とはぐれたんだ! 能力の使い過ぎで弱ってるから、早く合流しないと!」

雷鳥「それなら、それも俺に任せな。仲間たちの特徴を言ってくれれば、俺が秘密のルートで全員助けるぜ」

勇者「13歳の女の子と、12歳の女の子と、11歳の男の子だ」

雷鳥「……兄ちゃん、そういうのは感心しないぜ」

勇者「違う! このメンバーに俺の趣味は反映されてはいない!!」

雷鳥「まぁ、わかった。弱ってるのを優先的に助けておこう。お前は安心して……」スッ


ピシッ パラパラパラ…


雷鳥「魔王と決着をつけてこい」ニッ

勇者「壁が、砂みたいに崩れた……」

雷鳥「俺は周囲の電磁気力を支配する。つまり重力を除いた、ありとあらゆる『力』と呼ばれるものすべてを思い通りにコントロールすることができるのさ。壁を粉々にするくらいのこと、朝飯前だぜ」

勇者「どうして俺たちの能力は、こんなにも露骨に格差があるんだろう……」ゲッソリ

雷鳥「なに言ってんだ? 俺はお前の魔法が、ありとあらゆる魔法のなかで、もっとも優しくて、そして『未来を創る』魔法だと確信してるぜ?」

勇者「……え?」

雷鳥「今開いた『出口』を進めば、やがて魔王の部屋へと通じる『入口』へとたどり着くぜ。さぁ、行って来い!」






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