過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その3【土方×もっさん】
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11:土方圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2014/03/05(水) 23:03:17.75 ID:lUc31DTl0
「何だ?」
「あ、あの…………坂本少佐に」
「私がどうかしたか?」
「司令長官閣下がお呼びです」
「…………先ほどご挨拶に伺ったばかりだと思うが」

ドア越しに聞こえる声に返答を返す少佐の声は、明らかに不機嫌そうである。
そんな空気を感じ取ったのであろう、ドアの向こうから聞こえる声が弱弱しくなった。

「あ、その、えっと…………」
「あー分かった分かった。すぐ伺うとお伝えしてくれ」
「は、はい!」

ドア越しに聞こえる困ったような声に、坂本少佐はすこし乱暴に後ろ頭を掻きまわすと立ち上がった。
そのまま北郷中佐に向けて頭を下げる。

「申し訳ありません先生」
「…………いや、構わんよ。それより……」

そこで北郷中佐は私に視線を向けてきた。

「そこの土方君を少し借りるぞ」
「…………わ、私ですか?」

いきなり話を振られ、驚いた私が少佐の方に視線をやると、坂本少佐も戸惑ったようなな表情を浮かべている。

「土方を、ですか…………?」
「ああ。ちょっと彼と少し話してみたくなってね。それとも、彼が自分以外の女と話すのは我慢がならんか?」
「そ、そんなことはありません!…………わかりました。土方、くれぐれも粗相のないようにな」
「は」
「それでは、失礼いたします」
「ああ」

からかうような中佐の言葉に、少佐は少し慌てたようにそう言い残すと、そのまま部屋を出て行った。


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