過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その3【土方×もっさん】
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417:名無しNIPPER
2015/04/06(月) 15:36:50.44 ID:8sWyEegk0
無理せず時間開いたらでええんやで

もっさん回期待


418:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[sage]
2015/04/19(日) 01:11:49.66 ID:9EKf2HJt0
こんにちは。
何とか山を越えたので投下します。


419:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2015/04/19(日) 01:12:32.35 ID:9EKf2HJt0
「さすがは少佐ですわ!」

広いブリーフィングルームに、ペリーヌさんの声が響く。
ネウロイ出現の報に皆様が出撃し、見事にネウロイを撃破して帰還したのが30分ほど前。
現在はそのデブリーフィングの真っ最中であった。
以下略



420:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2015/04/19(日) 01:13:27.14 ID:9EKf2HJt0
「圭助さんにもお見せしたかったですわ!坂本少佐の凛々しいお姿を!」
「……こほん」
「あ…………し、失礼しました」

俄然ヒートアップするペリーヌさんを咳払いひとつで黙らせると、ミーナ中佐は皆に向き直った。
以下略



421:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2015/04/19(日) 01:14:12.56 ID:9EKf2HJt0
「少佐」
「…………ん?土方か。どうした?」
「お部屋までお送りいたします」
「何だその心配そうな表情は。心配せんでも基地の中で迷ったりはせん」

以下略



422:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2015/04/19(日) 01:14:42.38 ID:9EKf2HJt0
「……夏も近くなったな」

少佐の部屋に向かう途中の廊下で、眩しそうに窓から外を眺めつつ、少佐が呟く。
季節は6月から7月に移り変わろうとしており、扶桑と違って梅雨のない地中海沿岸ではもはや夏といっていいほどの強い日差しが降り注いでいた。
先日皆様と海に行った時のことを思い出す。
以下略



423:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2015/04/19(日) 01:15:32.32 ID:9EKf2HJt0
「何だその顔は。私とて自分の限界ぐらいは分かっているつもりだぞ」
「…………」
「全てが終わったら退役して、あの時のように山奥でのんびり暮らすのもよいかも知れんな。ウィッチ隊の教官だの航空隊の司令だのといった話はいくつも来ているが、私にはおそらく向いていないだろう。断るつもりだ」
「…………」
「貴様も、こんな面倒くさい上官の世話からやっと解放されるというわけだ。貴様なら軍に残ろうが他の道を見つけようが、きっと成功するだろう。私が保証してやる」
以下略



424:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2015/04/19(日) 01:16:54.26 ID:9EKf2HJt0
「……土方です」
「どうぞ」

司令官室のドアをノックすると、私の訪問を待ちかねていたかのようにミーナ中佐がドアを開ける。
ドアから顔を出した中佐の表情は優れない。
以下略



425:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2015/04/19(日) 01:17:27.49 ID:9EKf2HJt0

「……なるほど」

全ての話が終わった後、私は大きく息をついたのちにそう短く答える。
中佐から聞かされた話は、私の悪い予感が現実のものになりつつあることを証明していた。
以下略



426:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2015/04/19(日) 01:18:01.46 ID:9EKf2HJt0

「美緒のこと、支えてあげてね。悔しいけど、私たちより圭助くんのほうが適任みたいだから」
「は。粉骨砕身の覚悟で臨ませていただきます」
「もう……そんなにしゃちほこばらなくてもいいのに」

以下略



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