過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その3【土方×もっさん】
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538:名無しNIPPER[sage]
2015/12/15(火) 20:45:41.14 ID:d7BuuxGao
はよぉ!


539:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2015/12/31(木) 23:55:15.95 ID:0sF2Ugzb0
年が変わる10分前ですが投下します


540:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2015/12/31(木) 23:56:07.71 ID:0sF2Ugzb0
「…………」

坂本少佐の走り去ったあとに視線を送り、そのお姿が見えなくなったところで私は敬礼の手をおろす。
そしてすぐさま艦橋へと走り出した。
先ほどの杉田司令の放送。
以下略



541:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2015/12/31(木) 23:56:47.63 ID:0sF2Ugzb0
「聞いてのとおりだ。原因は分からんが魔導エンジンの出力が低下している。よって大和の主砲発射は不可能。作戦は……失敗した」

そこで言葉を切り、沈痛な表情でうつむく杉田司令。
愛娘ともいえる巨大戦艦を使い捨てるという乾坤一擲の賭けに出て、そして失敗したのだ。無理もない。
しかし私は艦橋を包む悲観に染まるわけには行かなかった。
以下略



542:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2015/12/31(木) 23:57:25.34 ID:0sF2Ugzb0

「坂本少佐より通信」

通信士よりインカムをひったくる勢いで受け取る杉田司令。

以下略



543:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2015/12/31(木) 23:57:52.63 ID:0sF2Ugzb0
「圭助さん!」
「……宮藤さん、そして皆さんも」

艦橋の出入り口から呼びかけられる声に振り向くと、そこには宮藤さんを先頭にウイッチの皆様方が立っていた。

以下略



544:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2015/12/31(木) 23:58:33.08 ID:0sF2Ugzb0
続いて私は、坂本さんの先ほどの通信について説明する。
説明が進むに連れウィッチの皆様の表情に驚きが広がっていく。
予想通りミーナ中佐は私の襟首を掴まんばかりの勢いで鼻先数pの位置まで詰め寄って来た。

「貴方……っ!それを黙って見てたの?」
以下略



545:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2015/12/31(木) 23:59:02.79 ID:0sF2Ugzb0

「美緒!貴女何考えてるのよ!死ぬ気?」
「死ぬ気などない。だが諦める気もまたない。最後の最後、1%でも可能性があれば私はそれに賭ける」
「いや!私は昔、フランツを失った!!これであなたまで失ってしまったら…………」
「だから死なんと言っているだろう。ウィッチに不可能はない」
以下略



546:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2015/12/31(木) 23:59:29.82 ID:0sF2Ugzb0
「私たちに……」
「中佐?」
「私たちに魔力が残っていれば……すぐにでも美緒を助けられるのに」

ぽつりと呟いたミーナ中佐の言葉に、ウィッチの皆様が一斉に目を伏せる。
以下略



547:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/01/01(金) 00:00:59.25 ID:nnIWn8/A0
「全艦隊に通達!坂本美緒少佐が大和に向かった。全力を持って援護せよ!」

沈黙を破る杉田司令の号令。

「了解!」
以下略



548:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/01/01(金) 00:18:11.65 ID:nnIWn8/A0
以上です。
投下しているうちに年が明けてしまいましたね。
あけましておめでとうございます。


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