過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱　その3【土方×もっさん】
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551:以下、２０１５年にかわりまして２０１６年がお送りします[sage]
2016/01/05(火) 03:47:06.95 ID:dJS0XgG9o
乙です

552:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/02/04(木) 22:36:35.19 ID:zFz6KQu20
こんにちは。
再び時間が空いて申し訳ありません。
短いですが続きを投下します。

553:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/02/04(木) 22:37:03.97 ID:zFz6KQu20
「坂本少佐、大和まであと200！」

ウィングで双眼鏡をのぞきながら、私は杉田司令に報告を上げる。
天城の周りには各国の戦艦・巡洋艦が輪形陣を作り、ネウロイに向けてありったけの対ネウロイ弾をたたき込んでいた。
男の我々にも、ウィッチの方々のためにできることがある。
以下略


554:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/02/04(木) 22:37:41.09 ID:zFz6KQu20
「坂本さん……」

隣から聞こえる小さなつぶやきに振り返ると、そこには不安そうな視線を私に送ってくる宮藤さんの姿があった。

「あ、あのっ、圭助さん……坂本さんは…………」
以下略


555:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/02/04(木) 22:38:14.60 ID:zFz6KQu20

「こほん」


急に聞こえてきた咳払いの声に後ろを振り返ると、いつの間にかウィッチの皆様が艦橋に再集結していた。
以下略


556:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/02/04(木) 22:38:59.10 ID:zFz6KQu20
「魔導エンジン、再起動！」
「おおっ！」

その言葉に、司令部の面々の表情に明るさが戻る。
まずは第一段階はクリア、と言う所であろうか。
以下略


557:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/02/04(木) 22:40:15.83 ID:zFz6KQu20

「すごいわね」

いつの間にか隣にやって来ていたミーナ中佐が感心したように呟く。

以下略


558:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/02/04(木) 22:40:55.59 ID:zFz6KQu20
「40％……50％……」

徐々に上がり続ける充填率の目盛。
我々はそれを祈るような気持ちで見つめている。
永遠とも思える数分間が過ぎ、そしてついに待ちかねたその時はやってきた。
以下略


559:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/02/04(木) 22:41:49.09 ID:zFz6KQu20
しかし、私にとってはまだこの作戦は終わっていない。

私は歓喜に沸く艦橋を尻目に、再び双眼鏡を覗き込み、ただ一人の小さな人影を探す。

（坂本少佐……）
以下略


560:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/02/04(木) 22:42:19.59 ID:zFz6KQu20
…………などと過ぎたことに愚痴を言っても始まるまい。
ウィングに走り出た私は再びネウロイ化した大和へと双眼鏡を向けた。
アリ一匹すら見逃すまいと、大和の露天甲板上をくまなく探す。
坂本少佐、貴女は今どこに…………
しかし、大和の回りを覆っていた雲が晴れていくにつれ、我々はさらなる驚愕に包まれることになった。
以下略


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