過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その3【土方×もっさん】
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587:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/04/16(土) 03:19:39.71 ID:iKzq+A+X0
「……ふぅ」

それから何分経ったであろうか。
大きく息をつくと、中佐は私の胸から離れる。
その表情は、いつも通りのミーナ中佐であった。
以下略



588:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/04/16(土) 03:20:21.71 ID:iKzq+A+X0
それからまた、しばらくの時間が経つ。
私は公式には連合艦隊司令である杉田代将の従兵という立場であるから、医務室前で無為の時を過ごすなど許されないはずである。
……筈、なのだが、杉田司令はそんな私に「艦内巡視」の名目で頻繁に艦内を自由に動く許可を与えてくださっている。
そんな司令には感謝の気持ちしかない。

以下略



589:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/04/16(土) 03:20:55.54 ID:iKzq+A+X0
ドアを入ると、医務室独特の消毒液の匂いが鼻をつく。
軍艦の医務室と言うだけあって室内はそんなに広くなく、診察のための椅子と机が一組、そしてベッドが一台あるのみであった。
そしてその、部屋の中唯一のベッド。
そのベッドに坂本少佐の姿はあった。
魔眼の能力を封印するいつもの眼帯は取り除かれており、露わになったその両目は閉じられている。
以下略



590:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/04/16(土) 03:21:25.38 ID:iKzq+A+X0

「宮藤さんがいらっしゃったからよいものの、そうでなかったらどうなっていたか…………」

そこで、私は言葉を切る。
頭の中のいろいろな感情があふれ出しそうだ。
以下略



591:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/04/16(土) 03:22:49.56 ID:iKzq+A+X0
それが、たとえ一瞬のことであるとしても。
私の頭をよぎったのはそんな醜い考え方であった。
坂本さんはもとより、501のウィッチの方々にも言えない。
言ったらおそらく軽蔑されるであろう、私の醜い本性。
私は肺の中の空気をすべて吐き出すように、大きく息をついた。
以下略



592:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2016/04/16(土) 03:24:18.74 ID:iKzq+A+X0
……と言う所でここまでです。
私の住んでいる所は震源ではないですが断続的に小さな揺れが来るというのは不安なものですね。
それでは。



593:名無しNIPPER[sage]
2016/04/16(土) 04:05:49.32 ID:TycG5+9DO
乙 ご自愛されよー


594:名無しNIPPER[sage]
2016/04/16(土) 07:53:00.42 ID:7dlLTCVwO
いいところで続きましたね。乙!
地震大変ですね。お気をつけて下さい。


595:名無しNIPPER[sage]
2016/04/16(土) 15:15:32.86 ID:6g0Qd22Vo
乙です


596:名無しNIPPER[sage]
2016/04/17(日) 14:03:14.02 ID:chgm1aRc0
乙ー
先が気になる。それとお気を付けて。


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