過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その3【土方×もっさん】
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60:坂本圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2014/04/04(金) 23:59:29.96 ID:X7qd+Hk50
「宮藤さん、そのお気持ち、大変ありがたいですが、やはり家族でもない男女が同じ浴室を使うのは問題があると思います。……お気持ちだけ頂いておきますね」
「うー…………土方さんがそう言うなら」

やや不満そうであったが、宮藤さんは着席する。
それを待ちかねたように立ち上がった小さな人影があった。

「やったー!おっふろー!おっふろー!あったしがいっちばーん!」

ルッキーニ少尉である。
そのまま部屋を駆け出そうとして、坂本少佐に首根っこをつかまれていた。

「聞いていなかったのか?風呂が使えるのは正午からだ」
「えー?まだ入れないの?」

不満そうなルッキーニ少尉。
そんな少尉を離すと、坂本少佐は宮藤さんたちに向き直った。

「…………と、言うことで風呂に入れるまで時間があるな。私が風呂に気持ち良く入る方法を教えてやる」
「え?教えてください坂本さん!」

坂本さんの言葉に宮藤さんやビショップ曹長は嬉しそうに食いついてくる。
……ここまで聞いた瞬間、私には坂本少佐が何を言い出すのか予想はついた。
次の瞬間、坂本少佐の口から出た言葉は私の想像通りのものであった。

「訓練で汗をかけ!全員、基地の周りをランニングだ!」
「「「え!?」」」

宮藤さんとビショップ曹長、ルッキーニ少尉の3者の声がきれいにハモる。

「訓練で汗を流した後の風呂は最高だぞ」
「え〜訓練〜〜〜?」

案の定、真っ先に不満の声を上げたのはルッキーニ少尉であった。
ビショップ曹長や宮藤さんも、口には出さないがその表情は少佐の提案を喜んでいるようには見えない。

「でも、訓練だったらいつでも……」
「……つべこべ言わずに走れっ!!」
「「は、はいっ!!」」

少佐の剣幕に、宮藤さんたちは慌てたように部屋を出て行った。



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