過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その3【土方×もっさん】
↓
1-
覧
板
20
8
:
土方圭助
◆SWi.TNPI7Y
[saga]
2014/03/05(水) 23:01:32.53 ID:lUc31DTl0
「しかし、坂本も今や少佐殿か。ついにあの頃の階級に並ばれてしまったな」
「…………いえ、私など、あの頃の先生に比べればまだまだです。比べるのも失礼なほどに」
「謙遜しなくていい。今の君は間違いなくあの頃の私より強い」
そう言って少佐は壁に掛けてある写真へと目をやる。
そこには、中佐と、ウィッチの制服を着た少女たちの写真が所狭しと並んでおり、中佐がウィッチの教官としていかに慕われているかが思い起こされる。
その中の、最も目立つ場所にある一枚。
三名の少女たちに囲まれて今より幾分若い北郷中佐が笑顔を向けているその写真に懐かしそうな視線を送っている。
「若に、竹井に……そして君か。あのころの教え子たちの中でも君と若の二人は抜きんでいたな」
「竹井」というのはロマーニャの第504戦闘航空団の戦闘隊長を務めておられる、竹井醇子大尉であろう。
諏訪少尉と共に行った504の基地で一度お見かけしたことがある。
坂本少佐とは古い付き合いであるとのことだが、同門であったのか。
もう一人の「若」と言うのはどなたの事であろうか……話から察するに同門のウィッチの一人であろうが。
そんな私の表情に気付いた北郷中佐が説明をしてくださる。
「ああ、若ってのは若本徹子。あのころの私の教え子の一人で坂本、竹井、若の3人はいつも一緒だったな」
「はい。先日、醇子とはロマーニャで会いました。壮健でやっているようです」
「そうか。それは何よりだな。私もこんな体でなければ久しぶりに会いに行きたいものだが」
「…………先生。これを覚えていらっしゃいますか?」
中佐の言葉に、少佐は荷物の中から一振りの剣を取り出し、中佐の前に置く。
それは烈風丸を打つ前、ブリタニアにいたころ少佐が使っておられた刀であり、無銘ではあるもののよく使いこまれた名刀と称してよいものであった。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
626Res/435.04 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その3【土方×もっさん】 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1393858031/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice