38: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 22:28:54.19 ID:3hARFItj0
ヒロ「でもこんなにちゃんと作ったの久しぶりかも」
乃莉「えっ、ヒロさんがですか?」
ヒロ「うん、受験勉強があるから、お料理ばっかりしてるわけにはいかないもの」
39: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:02:19.54 ID:3hARFItj0
なずな「でも、やっぱりお勉強、大変なんですね」
沙英「まあでも、私なんかは今仕事ストップしてもらってるわけだし」
沙英「そう考えるとそこまで負担ってほどではないかな」
40: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:03:24.36 ID:3hARFItj0
沙英「ま、まあ、あれはヒロの言う通り去年書いたやつで、ほとんど直しもしてないから」
沙英「ほとんど時間も取られなかったんだよ」
沙英「雑誌に載ったいろんな作家の短編をまとめた本だから、編集さんがほぼ全部やってくれたし」
41: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:06:50.46 ID:3hARFItj0
沙英「なずな、読みたくなったらうちにあるの貸すからさ」
なずな「あっ、ありがとうございます」
沙英「まあ無理に読めとは言わないけど」
42: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:21:32.22 ID:3hARFItj0
私が3本目のエビフライを齧っていたら、不意に乃莉ちゃんが話しかけてきた。
乃莉「あ、そうだなずな、あのこと先輩達にも言った方がいいんじゃないの?」
43: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:23:40.34 ID:3hARFItj0
なずな「あ、あの、両親が、東京に帰ってくるみたいなんです」
ゆの「えっ、ほんと!?」
沙英「良かったじゃない」
44: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:25:29.73 ID:3hARFItj0
沙英「でも、きっと来年になったら新しい子も入ってくるだろうし」
沙英「それに宮子が1人いれば十分賑やかなんじゃない?」
宮子「うんうん、来年からはもっと騒がしくしないといけませんな」
45: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:26:15.37 ID:3hARFItj0
私が夕ご飯を食べ終えたときには、他のみんなは既に食べ終わっていて思い思いにくつろいでいた。
宮子「おなかいっぱーい……」バタン
46: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:26:52.86 ID:3hARFItj0
ヒロさんと連れ立ってリビングから出ると、キッチンは既にほとんど片付いていた。
作りながら調理器具を洗ったりもしていたみたい。結局洗うものはみんなの食器くらいしかなかった。
お料理がおいしいだけじゃなくて、こんなところにもちゃんと気配りができるなんて。
あらためてヒロさんの手際の良さを実感する。
47: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:27:48.10 ID:3hARFItj0
なずな「私、もうちょっとお料理できるようになりたいです」
なずな「ヒロさんみたいに、っていうのは無理ですけど、せめて人並みには……」
ヒロ「だったら、ご両親が戻ってくるまで頑張ってみたら?」
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