過去ログ - なずな「シロツメクサの願い」
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92: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/05/31(土) 17:47:42.98 ID:Wbvopx8z0
なずな「……勇気がないから変われないわけじゃない。変わらないことを選ぶ勇気を持っているんだ」ボソッ

乃莉「ん、何か言った?」

なずな「だから、変わることだってできるはずだよ。どちらも同じ勇気なんだから」
以下略



93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/02(月) 16:36:21.06 ID:oX8dxL5AO
続ききてたー


94: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/06/14(土) 18:53:20.17 ID:GpoLtW0PO
1月も終わりに近づいたその日は、良く晴れて暖かかった。いつもはきっちり巻きつけるマフラーも今日は少しゆるめていられる。
学校が終わり、昇降口で靴を履きかえていると、友達と一緒にいる乃莉ちゃんと目が合った。
私はなんだかばつが悪いような気がしたけれど、乃莉ちゃんは友達に何か声をかけると、すぐに私の方に近づいてきた。


以下略



95: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/06/14(土) 18:54:15.46 ID:GpoLtW0PO
乃莉「なずなは今日ヒマなの?」

なずな「うん、宿題もないし……あ、でもお買い物行かなきゃ」

乃莉「買い物?」
以下略



96: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/06/14(土) 20:28:56.56 ID:GpoLtW0PO
話をしながら学校前の道路を渡ると、ゆのさんと宮子さんがちょうど階段を下りてくるところだった。
早めに学校が終わったのか、二人とも、もう私服に着替えている。


ゆの「あ、乃莉ちゃんなずなちゃん」
以下略



97: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/06/14(土) 20:29:50.43 ID:GpoLtW0PO
乃莉「でも、こんな季節にクローバーなんて生えてるとこあるんですか?」

ゆの「うん、なずなちゃん、こないだ、年末に雑草取りしたとこあるでしょ?」

なずな「あ、はい」
以下略



98: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/06/14(土) 21:35:40.53 ID:YtZ4460NO
部屋に戻り、着替えのため制服のポケットから携帯を取り出す。
四葉のクローバーの上で微笑むティーニーの携帯ストラップが目に入った。


なずな「四葉のクローバー、かぁ」
以下略



99: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/06/14(土) 21:36:46.72 ID:YtZ4460NO
着替えながら、これから探す四葉のクローバーのことを考える。
見つかったら、定番は押し花にしたりするのかな?不器用な私には難しいかもしれないけれど。
でも、それよりも、乃莉ちゃんと一緒に四葉のクローバーを探す時間それ自体の方が、私にとっては大切なことのように感じた。
それはまるで、乃莉ちゃんと二人で幸せを探しているような、そんな気がして。

以下略



100: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/06/15(日) 06:26:33.36 ID:qkpDdz6hO
ひだまり荘 庭

宮子「ほらほら、これ!」

乃莉「……?」
以下略



101: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/06/15(日) 06:28:28.89 ID:qkpDdz6hO
宮子「えー、私はクローバーっていったらちっちゃい頃からこれのことだと思ってたんだけど」

ゆの「んー、九州だと違うのかな……?」

乃莉「ちょっと調べてみますか?今パソコンつけっぱにしてあるんで」
以下略



102: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/06/15(日) 06:32:45.42 ID:qkpDdz6hO
クローバーの生えている庭の一角の陽だまりはそれほど広くないとはいえ、ひとつひとつ葉の数を確認するのには
時間がかかるようで、宮子さんは時々首をひねりながら黙々と作業していた。
2、3分くらい経って、乃莉ちゃんが戻ってきた。


以下略



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