58: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/07(金) 05:53:44.15 ID:BfNML8NAO
『父と同じく、己を犠牲にし、仲間を逃すか…親子揃って愚かだな』魔王が嘲笑する。
「犠牲?一匹の死に損ないを始末するだけだ。死ぬ訳ないだろ」俺は、負けじと言い返した。
『ふふふ。死に損ないか…確かにな』
魔王は、不気味な程に冷静だった。
『今の余は、死を待つばかりの死に損ないだ…『この体』ではな!!』
魔王は両手を合わせた。そして…魔王の体は闇に包また。
魔王は、見る見るうちに、巨大な得体の知れない化物へと変貌していった。
この威圧感…さっきまで闘っていた『人間』の姿に似た魔王とは、比較にならない強さだと、俺は、本能で理解した。
72Res/30.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。