過去ログ - 梓「経線上のアリア」
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25:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/05(水) 00:57:59.77 ID:kVbbRwGOo

 青になった。
 先輩も動かなかった。

「私、つらかったんだよ」
「なんでちょっと嬉しそうなんですか」

 明らかに笑い声だ。
 でも、涙がにじむ声の響きも笑い声とさほど変わらないのを経験上知っていた。

「私のこころ、こんな風になるんだって。
 中野梓ちゃんっていう、私の大好きな子がほんの少し離れただけで、
 こんな風になっちゃうんだって」

 びっくりしたよ、と
 振り向いて笑いかけた。 違う、そうじゃない!
 私の唯先輩がそんな風に笑ったのを見たことがない。
 こんな風に、
 いやに大人びていて、
 隠れて何かをおしつぶしたような顔をするのはきっと、

「私のこころこんななのに、
 あずにゃんなしじゃ居られないって思っちゃうのに」



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