32:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/05(水) 01:01:08.37 ID:kVbbRwGOo
表情筋が固まってしまってぴくりともしない唯先輩の顔がもうすでにおかしかった。
今言ったこと、聞こえてたのか不安になる。
私は先輩の家に向かおうとその手を引っ張った。
するととたんに唯先輩が吹き出して、
みるみる笑いはじめて、
ついには私の手を掴んだまましゃがみこんでしまった。
今それ言うの?とひくひくいう先輩に、
そこまで爆笑することないじゃないですか、と抗議する私の声も震えてしまった。
看板の根元でしばらくげらげら笑ってたせいで、
通行人の目はたぶん風より冷たい。
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