過去ログ - 岡部「真実は無く、許されぬ事など無い」
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92:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/07(金) 17:00:19.45 ID:HJOs9Erg0


「鈴羽! 本部から連絡来たけど! 何か、大事な話だってさ!」


扉越しに橋田の声が響いて来た。
鈴羽は簡単に片付けを終えて岡部と共に橋田のいるラウンジに戻った。


「父さん、本部からの大事な話って何?」

「あれから大体一年が経ったから、僕と倫太郎の詳しい熟達度が知りたいんだってさ」


橋田の岡部に対する呼称は名前になっていた。
以前は何か間抜けな感じがするとこの名前を嫌っていた岡部だったが、今はさして気にならない。


「……そっか」


鈴羽は何か察したように、PCディスプレイの前に座った。

本部からの連絡は、いつもW・Mという人物がしてくる。
どこかの支部の幹部クラス以上の人物、という事しかわからなかった。
この名がイニシャルなのか、それとも何か別の物を表しているのか、それすら検討がつかない。

毎度暗号で送られてくるメールだが、既に橋田が解読済みだった。
その解読済みの文面を見て、鈴羽が真剣な表情で返答のメールを作成し始めた。

岡部はその表情から感じとっていた。
自分が何かに狩りだされる日が近い、と。




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