2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/03/05(水) 19:49:02.38 ID:ncaJbaI60
暗闇に染まる街の中を、彼女は走っていた。
人っ子一人いない通りを、まるで「何か」を追うかのように駆け抜ける。
「止まりなさい!」
3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/03/05(水) 19:50:21.26 ID:ncaJbaI60
「ふふ……あははははははっ……!」
突然「何か」は不気味に笑い、こちらを向く。
その姿に、彼女の心臓は飛び上がった。
4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/03/05(水) 19:52:34.53 ID:ncaJbaI60
「あなたに私が撃てるかな?――ねえ、アズサ」
突然、少女の姿が赤い煙となって消える。
彼女は慌てて、少女がいた場所に駆け寄った。
5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/03/05(水) 19:54:47.90 ID:ncaJbaI60
友人の声が不愉快な男の声に変わる。
同時に、赤い煙が竜巻のように舞い上がり、血のように真っ赤な異形の怪人が現れた。
『ウルトラ兄弟のみならず、愚鈍な人間ごときにまでコケにされるとはな。忌々しい』
6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/03/05(水) 19:55:37.16 ID:ncaJbaI60
「な……っ!」
支えを失った身体は、怪人もろとも真っ逆さまに落ちていく。
『我らの怨念は不滅だ!!フハハハハハッ!!ハッハッハッハッ……!!』
7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/03/05(水) 19:56:12.16 ID:ncaJbaI60
梓「う……あれ、夢……?」
教師「……中野」
梓「はひッ!?」
8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/03/05(水) 21:33:13.29 ID:ncaJbaI60
梓「うぅ〜……最悪」
爆笑に包まれた教室をそそくさと潜り抜け、部室に向かう。
いくら睡眠学習とはいえ、あんな目覚め方はあり得ない。
9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/05(水) 21:34:15.56 ID:ncaJbaI60
梓「こんにちはー」
扉を開けると、いつもの軽音部――
梓「…………?」
10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/05(水) 21:35:24.33 ID:ncaJbaI60
梓「ところで、澪先輩はどうしたんですか?」
唯「りっちゃんが悪いんだよ、あんな煽りかたするからぁ」
律「なにをー!あたしのせいかっ」
11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/05(水) 21:36:09.37 ID:ncaJbaI60
律「ほら、昔ハム太郎の映画と一緒にやってたじゃん」
紬「わたしたちが見たのは最初のやつよね」
梓「ああ、いろいろ懐かしい響きが――って、なんで授業で?」
12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/05(水) 21:38:01.99 ID:ncaJbaI60
梓「澪先輩がここまでなるなんて、そんなに凄かったんですね」
唯「すごいんだよ、とにかく強くてね、東京があっという間に焼け野原になっちゃって」
紬「人間じゃ全然太刀打ちできなかったの」
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