266: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:36:00.41 ID:8Zo7JWMQ0
律「み、見たことあるぞ!あのウルトラマン!」
憂「ティガって、純ちゃんが人形持ってたやつだよね!」
紬「ほ、本物よね!?」
267: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:38:11.17 ID:8Zo7JWMQ0
『ハァァ……デアッ!』
光の巨人――ウルトラマンティガはカラータイマーに手をかざすと、タロウとゾフィーに光を放った。
身体が溢れんばかりのエネルギーで満たされ、カラータイマーが鳴り止む。
268: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:38:58.17 ID:8Zo7JWMQ0
『ぬうぅ……何が絆だ!たかが一人増えたくらいで調子に乗るなぁッ!』
『トァァッ!!』
タロウは向かってきたレーザーを跳び上がってかわし、必殺の飛び蹴り――スワローキックを見舞った。
269: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:40:12.11 ID:8Zo7JWMQ0
『ぐぬぅ……なんだこの威力は!?』
ヤプールが苦しげに声を荒らげる。
動きが重いという弱点を装甲の分厚さで補っていたグランドキングも、
僅かながらでもダメージが通るようになってはこの波状攻撃にたじたじのようだ。
270: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:41:52.99 ID:8Zo7JWMQ0
『このぉ……!!』
グランドキングはなおも鋏から火の玉を連打するが、今度はタロウがすべて腕で受け止めきった。
そして、腕のブレスレットを放電させてグランドキングに投げつけた。
271: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:42:57.34 ID:8Zo7JWMQ0
唯「いいよー!効いてるよー!」
律「すげえ、さっきより動きが断然よくなってる!」
紬「もう一声よ、梓ちゃん!」
272: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:44:21.47 ID:8Zo7JWMQ0
『タロウ!受け取れ!』
『ハァァッ!』
273: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:45:06.47 ID:8Zo7JWMQ0
底知れぬ暗黒の闇と、無限に広がる虹色の光。
互いにエネルギーを凝縮した、渾身の光線をぶつけ合う。
『おおおおぉっ!!』
274: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:46:23.53 ID:8Zo7JWMQ0
『これで終わりだ……いくぞ、梓ちゃん!!』
梓「はい!」
275: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:47:26.33 ID:8Zo7JWMQ0
闇を浄化する溢れんばかりの光が、内側からグランドキングの体を包み込む。
『貴様ら……これで勝ったと――思うなァァァァァッ!!』
光に吸い込まれるようにグランドキングの姿が消えていき、完全に見えなくなる。
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