270: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:41:52.99 ID:8Zo7JWMQ0
『このぉ……!!』
グランドキングはなおも鋏から火の玉を連打するが、今度はタロウがすべて腕で受け止めきった。
そして、腕のブレスレットを放電させてグランドキングに投げつけた。
271: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:42:57.34 ID:8Zo7JWMQ0
唯「いいよー!効いてるよー!」
律「すげえ、さっきより動きが断然よくなってる!」
紬「もう一声よ、梓ちゃん!」
272: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:44:21.47 ID:8Zo7JWMQ0
『タロウ!受け取れ!』
『ハァァッ!』
273: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:45:06.47 ID:8Zo7JWMQ0
底知れぬ暗黒の闇と、無限に広がる虹色の光。
互いにエネルギーを凝縮した、渾身の光線をぶつけ合う。
『おおおおぉっ!!』
274: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:46:23.53 ID:8Zo7JWMQ0
『これで終わりだ……いくぞ、梓ちゃん!!』
梓「はい!」
275: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:47:26.33 ID:8Zo7JWMQ0
闇を浄化する溢れんばかりの光が、内側からグランドキングの体を包み込む。
『貴様ら……これで勝ったと――思うなァァァァァッ!!』
光に吸い込まれるようにグランドキングの姿が消えていき、完全に見えなくなる。
276: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 16:49:18.93 ID:8Zo7JWMQ0
……
…
……ありがとー!……
…おつかれー!!…
277: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 20:32:13.39 ID:8Zo7JWMQ0
梓「……お別れ、ですか」
『ああ』
梓「楽しかった、です……光太郎さんといた時間」
278: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 20:33:01.89 ID:8Zo7JWMQ0
梓「ひぅっ……うぅ」
『おいおい、泣くなよ。大切な仲間たちが待ってるんだぞ?』
梓「わかってます!でも……っ、せっかく、会えたのにっ……!」
279: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 20:34:16.20 ID:8Zo7JWMQ0
梓「ごめんなさい……光太郎さんにだって、帰る場所があるのに」
『いや、いいんだ。君の気持ちは伝わってきた」
光太郎さんは、そう言って私の頭を撫でた。
280: ◆msERmnjtBE[saga]
2014/03/23(日) 20:35:17.74 ID:8Zo7JWMQ0
(――頑張れよ)
タロウがこちらを見て、しっかりと頷く。
私も、力強く頷き返す。
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