過去ログ - ビッチ「パンツ見せたげよっか?」オタク「…ふっ」
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89:1[saga]
2014/03/29(土) 21:13:33.12 ID:QHmGlIC/0

「先生」

ずっと黙っていたこいつがとうとう口を開いた。

「俺は…ずっと自分のことをボッチだなんだと言っていました」

「けど違った。俺にはずっと妹が傍に居てくれた」

「そしてこの高校に入って部長女や部員女なんかにも知り合って」

「部を通して、いろんな奴らと出会ってきました」

「そして、その部に入部させてくれたのは先生です」

「色々文句も言いましたけど、隙を見ては退部しようとかしてましたけど」

「今は色々ひっくるめて、まぁ、入ってよかったかな、と思っています」

「だから、先生には感謝しているんです」

初めて聞いたこいつの本音。
こいつは、変わろうとしてくれているのか。
それはとても…嬉しいことだ。

「だから、もっと頼ってください」

「先生は独りなんかじゃないです」

「部長女や部員女だって」

「他にもいろんな奴らが先生の世話になって」

「その恩を返したいという気持ちを持っているはずです」

「だから、もっと俺らを頼ってください」

「先生は、俺たちを頼って良いだけの働きを、ちゃんとしてくれてるんですから」

「あぁ…」

また涙がこぼれてくる。
けれど悲しくはない。
嬉しいからこそあふれる涙だった。


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