過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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◆G4SP/HSOik
[saga]
2014/03/12(水) 09:29:56.37 ID:nYyIS+0E0
ここまでの状況:第3話
織斑一夏
頼れる大人との出会いと別れによって、だいぶ自分や自分を取り巻く環境がいかなるものかを真剣に意識し始めている。
また、いろんな意味でチートな大人の指導もあって、ようやく『シュヴァルツェア・レーゲン』を単独で撃破できる型破りな戦術を編み出すまでに至る。
――――――――――――――――――
以前に描いた一夏たちとはまるで方向性や趣が違う展開になるように心がけた。
『シュヴァルツェア・レーゲン』の撃破方法に関しても、
Sランク 『人間』の一夏は、
正面からラウラの言動を論破し、『人間』としての格の違いを見せつけて畏怖させている。
本戦では、あらかじめラウラの本質を見抜いて無難に2対1の有利な状況に持ち込んで、仲間の武器を使って一矢報いるという粋な戦法で勝った。
VTシステムに対しては、少々不安があったが流れるように反撃の型にはめて落ち着いて返り討ちにした。
Aランク 落とし胤の一夏は、
今作の一夏同様に戦えば『AIC』を斬り裂いて倒せるぐらいに最初から実力差があるのだが、
IS指導している立場であることと決定的な敗北感を与えるために、自分が指導した量産機のタッグで『シュヴァルツェア・レーゲン』を完封した。
VTシステムに対しては、相手が振り抜くよりも速く、逆袈裟斬りで斬り捨てた。
Cランク ザンネンな一夏は、
大会前にわざとラウラを挑発して暴力行為に及ばせ、それを織斑千冬に咎めさせ、それを庇うことによって、戦う前に戦意や敵意をある程度喪失させている。
またそれ以前にラウラに襲撃されていたものの、運を味方につけて相手の装備を破壊し、悠々と逃走し、黒星を与えているので精神面では終始圧倒していた。
本戦では、完全に自分を囮にして攻撃は相方任せという奇天烈な立ち回りかつ『零落白夜』を効率的に活かして相手の装備を破壊し、ゲームを完全に支配した。
VTシステムに対しては、まさしく死闘――――――痛ましくて見るに耐えないものとなった。
――――――――――――――――――
あくまでも自分が“アスリート”あるいは“子供”であることを留意し、素直に経験者や知恵者の言葉に耳を貸しているので成長も順調である。
だが、なんといっても入学して最初の1週目をしっかりとこなせたことが、この織斑一夏にとっての最大の宝であり、その将来性を素直に期待できることだろう。
偉大な大人たちの影響力で、非常に身近に感じられる親しみやすさと頼りがいのある存在に仕上がったというわけである。
残念ながら、夢に向かって邁進する青春を送るタイプの少年なので、恋愛に現抜かすようなことは頭にない朴念仁であることに変わりない。
しかし、そうなると一夏よりも周りの方が…………それでも抑えられてはいるのだが。
今作では恋愛描写も過去作とは大幅に異なっており、他とは違った雰囲気の恋模様が展開されている。
また、スポーツものらしく、仲間との感情を共有しあう描写が多いはず。
『あの日』――――――第2回『モンド・グロッソ』決勝戦の裏で起こった織斑一夏誘拐事件を境に、
過去作では、生き方や価値観そのものが根本から変わり、実質的に織斑一夏とは全く違う別キャラのようなIFの一夏を描いたが、
今作“Re-Born”では、偉大な出会いと偉大な別れを経て、(比較的にだが)少しずつ心境や価値観が変化していくように描いてみた。
しっかりと変化を受け止めて、自分なりに考えを出して、自分が取った行動に対する反省をしている様を念入りに描いたつもりである。
アスリートの一夏の特徴
・「超高速切替」+ 太刀投げ +『零落白夜』=『AICC』
「高速切替」と呼ばれる高等技術とは、
大容量拡張領域(バススロット)を使って、通常1〜2秒かかる量子構成をほとんど一瞬で、それも照準を合わせるのと同時に行う
「超高速切替」とは、
投げた武器を素早く量子解除して回収し、再び手許に量子展開させて間断なく投げ続けられるレベルまで正確に量子化コントロールを精密操作する
という「高速切替」とは求められるものがまるで違うものとなっている。
ISの量子化武装の性質を利用した投擲武器の回収は珍しくはないが、それを相手の動きを封じるレベルにまで至らしめているのは、
ひとえに『白式』の単一仕様能力『零落白夜』のバリアー無効化能力の脅威があるから成り立つ戦法であり、他のISでやったところで効果はない。
この戦法によって、中距離でも割りと戦えるようになったので、対『AIC』のみならず、中距離までならどんなISでも太刀投げと体当たりの二択を迫れる。
剣があるのに体当たりも普通に使う辺りが、他とは違うところであり、どちらにしろ近づいて『零落白夜』で一撃必殺することに変わりない。
ただし、『零落白夜』の特性上本体に当てればパイロットを直接殺しかねないので、機体のバリアー発生範囲を掠めるように狙いを付けている。
・アスリート
成長期を迎えていることもあって、一夏の身体能力の向上はアスリートとしてのきっちりとした生活管理によってメキメキと効果を上げている。
1学期が終わる頃には、体力やスポーツ実技はぶっちぎりで学年首位を狙える→女性しかいないこともあるのだが、超人の仲間入りも近い?
また、漠然と“世界最強の姉”である千冬に憧れ続けていたことから、彼女と同等以上の実力者である“ゴールドマン”や“プロフェッサー”に素直に師事し、
世界トップクラスの人間の指導によって、弛んだ運動能力だけでなく、知性や人間性も磨かれていっている。
年季の違い・月日の積み重ねで、彼ら“奇跡のクラス”の境地に達する日は遥か遠いが、彼らとは違った栄光の道を進むことは想像に難くない。
・織斑千冬以外の目標がいる
というか、これまでの過去作もいずれも人との出会いによって、織斑一夏の為人が変わっていたので、そこまで大仰に言うほどのものではないか。
しかし、特に彼自身に明確な目的というものがあるわけではなく、今は流れに従ってアスリートとして学園生活を貫こうとしているに過ぎない。
だが、まだ将来を考えるという時期にいるわけでもない上、どうなるかも誰にもわからないので、それはそれでいいのだ。
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