過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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206: ◆G4SP/HSOik[saga]
2014/03/12(水) 09:31:13.48 ID:nYyIS+0E0

第4話 正しいこと、善いこと
Who is Wrong?

――――――6月の半ば頃


一夏「え?」

鈴「だーかーらー!」

鈴「転校生が来るって話じゃない!」

一夏「そうだったのか? 俺は何も聞いてないぞ」

鈴「1組の机が増えていたじゃない」

一夏「…………そうだったんだ」

鈴「…………まあ、いいわ」

一夏「……何がだよ」

鈴「…………自分で考えなさいよ、朴念仁!」フン

一夏「???」



一夏「――――――っていうことがありまして」

使丁「う〜む。どうしたものかね……(本当に姉弟揃って鈍感だからな……)」

一夏「最近の鈴の不機嫌さをどうにかしたいんですけど…………」

一夏「ちょっと前までは本当にいい感じに付き合えていたんだけどな……」

使丁「たぶんそれは、環境の変化を目の当たりにして不機嫌になっているんだと思うよ」

一夏「え?」

使丁「たぶん鈴ちゃんは、中学時代と同じふうに幼馴染と接することができるものだと期待していたのに、それが裏切られつつあるからじゃないのか?」

一夏「???」

使丁「つまりだな……(この鈍感さはどうしようもないな…………かと言って、教えるわけにもいかないしな)」

使丁「(教えたところで実感がないとなれば、彼にとってそういうものとして認知されてしまう可能性があるからな)」

使丁「(それに、俺としては校内恋愛は反対だからな。どう考えても風紀上よろしくない)」

使丁「(だが、仲を取り持つことや人生の先輩としての指導なら――――――)」




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