過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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235: ◆G4SP/HSOik[saga]
2014/03/12(水) 09:55:20.45 ID:nYyIS+0E0

――――――料理


一夏「………………」モグモグ

箒「ど、どうだ?」ドキドキ

一夏「…………味がない。水気ばかりでチャーハンがチャーハンじゃない。炒めてないよ、これ」

一夏「かと言って、この水気でこの味のなさはリゾットとして認めるわけにもいかない」

一夏「…………塩コショウをくれ」

箒「う、うぅ…………」

一夏「料理はあんまり得意じゃなかったのか…………まさか飯盒で炊いてるってわけじゃないよね、これ?」

一夏「チャーハンに使うんだったら、炊く時の水の量は少し減らして水気を減らしたサラサラなものを使うとか、――――――うん、わかってないよな?」

一夏「この水気は、おかゆを作るつもりだったのか?」

箒「わ、私は――――――!」

一夏「その……、料理が上達したいんだったら、4組の簪を頼ってくれ。訓練の時も甲斐甲斐しく面倒を見てくれたろ」

箒「あ、ああ…………」

一夏「前に紹介したように、俺の昼食のおにぎりの大半を作ってきてくれているのが簪だからさ」

一夏「まずは、おにぎりを作ってみてくれよ。これが結構、料理人の腕や個性っていうのを引き立ててくれるからさ」

一夏「それに、おにぎりを極めれば米料理のほとんどに通用するようになるから、箒はまずおにぎりを美味しく握れるようになってくれ」

一夏「な?」

箒「わ、わかった、一夏…………」

一夏「それじゃ、ごちそうさまでした」

箒「…………それでも平らげてくれるのだな、一夏は」ボソッ

一夏「え」

箒「な、何でもない……」テレテレ

一夏「…………」





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