過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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256: ◆G4SP/HSOik[saga]
2014/03/12(水) 10:12:18.85 ID:lu3tS7gx0

使丁「目に見えてわかりやすい不健全さだったら、注意できる。矯正できる」

使丁「けど、健全そうに見える不健全さだからこそ、それがしづらくて、その将来性を“俺たち”は危ぶんでいるんだ」

使丁「これは箒ちゃんだけじゃない。シャルロットやラウラにも共通して言えることだ」

一夏「!」

使丁「けど、やっぱり一番深刻なのが“束の妹”なんだよな……」ハア

使丁「姉妹揃って面倒ばかり掛けやがって」

一夏「…………」

使丁「二代に渡って世話をすることになるとはな…………人生とはわからないものだ」

使丁「やっぱり、姉妹ってことなのかな?」

使丁「束もいつまでも変わらない子供の精神だけど、結構根に持つやつだったからな」

一夏「え」

使丁「ともかく、これからの箒ちゃんとの付き合いとなるが、」

使丁「専用機持ちでもいいから、1組で彼女を気にかけてくれる友人を用意する必要がある」

使丁「その子に今度のルームメイトを引き受けてもらいたいところなんだが…………」

使丁「確かまだ、空いている部屋が2つぐらい残っていたはずなんだ。そこに引っ越させるんだ」

一夏「……わかりました。俺も、頑張って探してみます」

使丁「すまないな。――――――情けない大人で」


ザーザー


使丁「こんな世の中になったのも、道を示すべき大人が平和と繁栄の豊かさの中でその義務を忘却してしまったから…………」


ゴロゴロ・・・


一夏「…………用務員さん」

使丁「俺も人のことを偉そうに説教できる資格を持つ人間じゃないことは、わかっている」

使丁「俺は、…………救うことができなかったから」

使丁「(そう。だから俺は、人の死をも厭わない覚悟で、ISに生身で立ち向かったんだ…………)」

使丁「(『あれ』が無人機かどうかは関係なく、全身全霊で本気で殺す気で立ち向かい、)」
                ・・・・・・・・
使丁「(そして、結果として俺も、最善で最悪の方法で織斑一夏に教訓を残すようなことをしてしまったんだ)」

使丁「(だが、それでもいい。人間は自分が知っていること以上のことは知らないし、対処できない。経験こそが全てなのだから)」

使丁「(だから、俺で慣れておけ)」


使丁「俺は“世界最強の用務員”として、IS学園の秩序と健やかなる毎日を守ってみせる!」グッ


ピカーン!





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