過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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◆G4SP/HSOik
[saga]
2014/03/12(水) 10:25:06.79 ID:nYyIS+0E0
戦いは終わった。
最初に接近した男2人はあくまでも時間稼ぎに過ぎず、本命は『零落白夜』による一撃必殺であった。
千冬は、一夏が落としてまだエネルギーが残り続けて光を放つ雪片弐型を回収してから駆けつける必要があり、
そのために男2人は、打ち合わせもしていなかったが、直感的に2人いるのだから敵ISの両脇から太刀で押し倒すことを考えついて実行したのである。
副所長はあまり活躍していないように見えるが、オペレーターとして現場で具に戦況を見渡し適切な指揮を執った。
ラウラの砲撃は全て副所長の号令で1発1発撃たれており、絶妙なタイミングで無人機が振り向くように仕向けたのである。
それによって、一気に懐まで潜り込んだ男2人は立ち止まって上半身だけこちらを向いた無人機の脇から太刀を肩に引っ掛けて通り抜け、
そして、勢いのままに無人機を全力投球して大地に倒れこんだ。投げつけた無人機に後ろからぶつからないように回避したのである。
その間に、千冬は雪片弐型を迅速に回収して、男2人が見せつけた俊足以上の速さで倒れた無人機に容赦なく光の剣を浴びせたのである。
無人機は哀れにも、真っ二つにされるよりも酷いバラバラの刑に処され、完全に沈黙した。
それから間もなくして、『白式』のエネルギーが切れ、『零落白夜』の光の剣は千冬の手から光となって消え去った。
――――――まさしく超人の戦いぶりであった。
前衛も後衛も指揮もタイミングも、全てが神憑り的な連携行動であったのである。
――――――これが“奇跡のクラス”の実力であった。
彼らに“偶然”という言葉は似合わない。
あるのは、互いの実力を知り 全てを任せ ただ無心に力を出し切って掴みとる“必然”のみ!
4人の天才が集結すれば、IS単機を圧倒することぐらい容易いことだったのである。
だが、やはり純粋な装備で戦闘続行不能に追い込むのは、この天才たちの力量を持ってしても不可能であった。
――――――ISを倒せるのはISだけ。
これは“奇跡のクラス”の一番の出世頭である、ISの開発者:篠ノ之 束の言である。
事実、一夏が残した『零落白夜』が無ければ、きっとこんな戦法は実行されることはなく、戦いは消耗戦に陥っていたことだろう。
それでも、場にはあらゆる状況に対応できる十分な戦力が揃っているので、副所長の指揮の下に鎮圧されていたことは容易に想像がつく。
やはり、“奇跡のクラス”に隙はなかったというわけである。
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