過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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◆G4SP/HSOik
[saga]
2014/03/12(水) 10:40:42.73 ID:nYyIS+0E0
――――――
一夏「………………」
一夏「…………随分と穏やかだな」
一夏「こんなふうに身体を伸ばしていられるなんて、外はどうなったんだ? 固定でもされてるのかな?」
一夏「まあ、楽できているのは結構だけどさ」
一夏「あ、そういえば、ボールってあの穴から入ってくるんだったっけ」
一夏「変な感じだな、水底から空を見上げているっていうのも……」
一夏「………………」
一夏「………………のどかだな」
――――――きれいなそら。
一夏「――――――!?」ガタッ
一夏「と、ととと…………」アセアセ
一夏「……危ない危ない」フゥ
一夏「…………今のは?」
一夏「――――――気のせい、だよな」
一夏「けど――――――、あれ〜?」
――――――
一夏「あのー? 外はどうなってます? 何かあったんですか?」
一同「!?」
使丁「とっとと…………」
使丁「一夏くん! 聞こえてるか?」
使丁「今、残り時間1分をもう間もなく切る頃!」
使丁「そろそろみんなが勝負に出る頃だから、心の準備をしておいてくれ」
一夏「はーい」
担当官「驚いたな。喋る余裕なんて最初は無かったのに、ずいぶんと余裕そうだったな」
セシリア「本当にあの一夏さんがゴールをあの場所に漂わせているのでしょうか?」
副所長「詳しいことはわからない。この乱数スイッチで流れる向きが変わっていく中で、水面下の水流がどう形成されているかなんて予想がつかない」
副所長「たまたま水流が衝突しあっている場所が形成されたのかもしれない」
副所長「けれど、あそこに漂っていられるのは、まぎれもなく織斑一夏が掴みとった繊細なバランス感覚が成せる業だ」
――――――彼は決して流されることなく、そこに確たるものとして漂い続けているのだ。
使丁「さあ、面白くなってまいりました」
使丁「よりにもよって、プールのど真ん中を漂い続けるゴールを前に沈黙が続き、刻一刻と過ぎ去っていきます」
使丁「ここからは純粋な運否天賦となります。――――――運も実力の内!」
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