過去ログ - 一夏「出会いが人を変えるというのなら――――――」
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◆G4SP/HSOik
[saga]
2014/03/17(月) 09:54:29.06 ID:TGLi8lbx0
小柄ながらも優れた身体能力を発揮してあっという間に距離を詰めるラウラだが、
ラウラ「はああああああああああ!」ブン!
“鬼”「確かに並外れた身体能力だが――――――!」
ラウラ「なにっ!?(――――――速い!? 馬鹿な、これだけの反応速度が!?)」
“鬼”「軽すぎるな! 全体重を乗せた体当たりで返り討ちだオラァ!」ドーン!
ラウラ「うああああああ!(――――――『シュヴァルツェア・レーゲン』!)」
シャル「ラウラ!」
相手の力量を読み間違え、待ち構えていた相手に逆に体格差で押し飛ばされるのであった。
明らかに刺客のほうが実力が上手であった。それこそ彼女たちが敬愛する“ブリュンヒルデ”織斑千冬と同等以上の戦闘力があると見ていい。
機体を展開してISのPICによって受け身をとったラウラに追撃が迫る!
さらりとこう書いているが、生身の人間がISに立ち向かうなど無謀でしかない――――――それなのに、ラウラや周囲は圧倒されていた。
生身の人間が何十人いようがIS1体に敵うはずがないのに、ラウラは目の前の存在をISを装備した自分以上の存在だと認識し、緊張していた。
ラウラの漆黒のIS『シュヴァルツェア・レーゲン』よりも遥かに不気味な黒尽くめの何かが数値では表せない圧倒的な何かを放って迫ってくる!
ラウラ「くっ……」
“鬼”「――――――!」ダダダダダ・・・
鈴「何あれ!? あのデカブツ、とんでもない身のこなしじゃないよ!」ブルブル
シャル「あれ、おかしいな…………なんで震えが止まらないんだろう」ブルブル
箒、「け、けど! 生身でISをどうにかできるわけが――――――」
ラウラ「くっ……(来るか! だが、生身の人間相手にプラズマブレードはダメだ。となれば――――――)」
ラウラ「だが、これまでだ!(――――――『停止結界』!)」フッ
“鬼”「愚かな。それが慢心というのだ」
ラウラ「……!」
ラウラが必殺の『AIC』を展開しようとしたその瞬間、黒尽くめの大男は思いっきり海岸の砂を蹴りあげたのである。
ラウラ「…………砂!?」
ラウラ「こ、小癪な……!(――――――しまった! これでは『停止結界』が!?)」
“鬼”「ふん」
『AIC』はイメージ・インターフェイスで認識したものの慣性をゼロにするという普通に使ったら機動兵器が持つ武器では最強クラスなのだが、
人間が正確に認識できるものなどたかが知れており、――――――極端な話、肉眼で瞬時に捉えられる固体しか停止させることができないのだ。
つまり、液体や気体、プラズマ、レーザーなどの粒子レベルで動くものを停止させられないのは人間という種の限界として当然として、
巻き上げられた粉塵や砂利などの非常に細かい固体に対しても1つ1つを正確に瞬時に認識しない限りは絶対に防げない。
この刺客はそのことをよく理解しており、ラウラの見立て通りにIS技術に精通した刺客であった。
しかしそれ以上に、ラウラが史上最強の兵器であるISを展開していることで、生身の人間ならどうとでも抑えられると心の何処かで慢心していた節があり、
そして『AIC』さえ使えば相手がどんな奇計奇策を使おうと対処できると思い込んでいた矢先、
『AIC』では対処できない砂塵をぶつけられてしまい、視界を潰され、呼吸を乱され、思考を狂わされてしまうのであった。
当然そうなれば、『AIC』など効果を発揮するわけがなかった。
かつて織斑一夏に『AICC』という型破りの戦法によって常識を超越した敗北を喫していたのに、まるで成長していない。
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