過去ログ - P「アイドルとの距離」
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11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 04:08:56.62 ID:1hfp3q700


例外などない。

俺も、紛れもなく、彼女らという偶像のファンだった。
以下略



12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 04:14:23.57 ID:1hfp3q700

 * * *

「……ふふ」
「どうかしたんですか、音無さん」
以下略



13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 04:21:39.73 ID:1hfp3q700

「プロデューサーさんは、深く考えすぎなんです」

「え?」

以下略



14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 04:32:53.63 ID:1hfp3q700

音無さんは、表の通りの見える限りを眺め、ついさっき開け放った窓を閉めてしまった。
今日の音無さんは、どこかおかしいと思う。

「プロデューサーさんは、運命って信じますか?」
以下略



15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 04:35:30.43 ID:1hfp3q700

「ほらほら、これです」

音無さんはそう言うと、俺の許に駆け寄って手を取り、
自身のデスクのパソコンの画面を見せてきた。
以下略



16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 04:41:28.99 ID:1hfp3q700

差出人:春香ちゃん
件名 :もしかして
内容 :プロデューサーさん、私たちがいなくて寂しがってませんか?
    もしそうなら、プロデューサーさんを絶対、おうちに帰しちゃダメです!
以下略



17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 04:45:37.16 ID:1hfp3q700

「……何だ、こりゃあ」
「ふふ。よかったですね、プロデューサーさん?」

つまり何か。
以下略



18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 04:50:41.16 ID:1hfp3q700

「もう少ししたらアイドルのみんながやって来ますよ」

音無さんに言われて、はっとした。
納得できるかどうかは別として、アイドルたちは事務所にやってくるんだ。
以下略



19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 04:55:28.75 ID:1hfp3q700

『ただいまーっ!!』

瞬間、事務所のドアが勢いよく開け放たれて、高い声がいくつも、事務所に響き渡った。

以下略



20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 04:58:30.35 ID:1hfp3q700

「お、お前ら……」
「プロデューサーさん、やっぱり寂しかったみたいですね」
「は、春香。誰にそんなことを」
「音無さんに、メールでお返事いただいちゃいましたから!」
以下略



21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 05:01:10.84 ID:1hfp3q700

俺が不安で仕方がないときも、俺を信じて頑張ってくれているのに。
テレビの向こうにその姿が映っても、その姿はあの頃の俺たちがいたからこそなのに。
俺は、一体何を心配して、寂しがる必要があったというのか。

以下略



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