16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 15:09:47.68 ID:2XKtwCeO0
「肇ちゃんが来てから、プロデューサーさんは明るくなりました」
「そうなんですか…?」
藍子さんと二人きりになった時、不意にそう言われたことがありました。
寝耳に水です。私は今のプロデューサーしか知らない訳ですから。
「明るくなりましたよ。よっぽど肇ちゃんといるのが楽しいんでしょうね」
「そんなこと…」
なんて否定しながらも、私は顔が熱くなるのを抑えきれませんでした。
さりげなく背を向けて両手で顔を煽ぎながら、何か繕う言葉を探しましたが、熱の籠った頭では気の利いた言葉が浮かんできません。
「………私、仕事の時間ですから」
「はい。お気をつけて…」
背中を向けたままなんて、とても失礼でしたが今藍子さんの方を向くことは出来ませんでした。
熱くなった顔を必死に冷まそうと努めながら、ふと思い出します。今日、藍子さんの仕事は無い筈では…?
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