過去ログ - 少女「のんべんだらりと」
1- 20
16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/10(月) 23:12:01.42 ID:ZI/zw+4DO
〜 現実 〜

少女「……」

 眠りから覚めた少女はゆっくりと瞼を上げた。
 周囲の景色が目に映る。
 前後左右は茶色の壁。それが弧を描いてぐるりと少女を囲んでは円筒形のスペースを構築している。
 空間は両腕を伸ばせるくらいには広く、わりとゆったりしていた。

少女「井戸……ッ?」

 呟きと一緒に少女の口から気泡が零れた。
 少女は目を丸くする。
 気泡は宙に珠を浮かべ、空へ向けて登っていった。
 どうやら、ここは水の底のようだった。
 よくよく見てみれば、視界全体に琥珀色のフィルタが掛かっている。水の色だろうか。
 というか、何故水の中なのに呼吸もせずにいられるのだろう。
 少女は小首を傾けて考え、考え、考え。

少女「……すやすや」

 二度寝した。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
86Res/99.94 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice