164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/27(日) 17:43:35.25 ID:nZNVpcJh0
他に何が必要か。
言ってしまえば、男が欲しかった。
自身の隣に、カワイイと言ってくれるあの男が居れば、完全に完璧だった。
だけれども、それはあり得ない。
だから、彼女は。
「これで、終わりにします。また、未来に向かえる様に」
くるり、と幸子は踵を返した。
これ以上、言うことはない。聞くこともない。加え、時間もない。
みくが今何を考えているか確かめる時間的な余裕は、ないのだ。
一つだけ、幸子には気がかりなことがあった。
みくは、智絵里に言った。
『目標を口に出して言えるぐらいじゃなければ、それを為すことなんて出来無い』
果てしてあれは、誰に向けて言った台詞なのだろうか。
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