過去ログ - モバP「ブラ、透けてるぞ」
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187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:41:38.35 ID:S3TlNWjd0



 そこで、ふと目線を感じた幸子が横に居る男を見れば、彼は幸子を見下ろし、何やらじっと見つめた。



「幸子――」



 そこで、幸子はハッと気付く。
 雨。濡れ服。男の目線。デリカシーが無い男。
 幸子はぎゅっと拳を握った。
 男が何を言うか気付いたから。
 あまりにも雰囲気を壊す、あんまりな言葉。
 もしかしたら居心地の悪さを感じた彼なりの冗談なのかもしれないが、それを差し引いてもなお、あんまりだった。
 でもそれは、とても彼らしくて。
 彼女はにっこりと笑い、だけど、肘を引き彼の腹部に狙いを定めた。



「お前―――」



 時は闇。天は雨。
 だけど未来は眩しくて――
 少女の拳が鈍く光る。



 End




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