21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/11(火) 17:00:46.10 ID:I62kEiHOO
「あいにく、ボクも、卯月さんも、手が離せなくて。まゆさんは……アレですし」
「んにゃあ……」
察した様に、猫の鳴きまねで応えるみく。
みくは、コップに口をつけた後、前にある長机にそれを置いた。
「思ったより、深刻な状況かも知れないにゃあ……」
「ええ……」
みくは腕をくんでうなり、幸子は軽く目を瞑る。
こずえは事務所にある混乱を知ってか知らずか、手にあるコップを傾けて、幼き喉をこくこくと鳴らしていた。
――みくは、結局、ある意味での元凶であるプロデューサーに対して、殴るだとか、何かすると言ったことはなかった。
彼女の『場合によっては殴る』という発言は、状況が不透明だったから出た発言であり、蓋を開けてみれば、件の男はずっと誠実に対応し、そして、彼一人が悪い、と言う訳ではなかったからだ。
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