過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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106:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/12(水) 20:01:42.49 ID:ygwalSWe0
「―――初春さん、何かあればすぐに私を呼んでください。貴方が許しても、私は私をそんなすぐに許すわけにはいきませんから。風紀委員の手伝いでもなんでも構いません。手伝わせてください。」

「………容赦なく呼びますよ?これから夏休みがやって来ますし、やることも増えるんですから」

「構いません」

―――よかった、丸く収まったらしい。この初春という子が、見た目よりも遥かにしっかりした考え方をしている。



「それじゃ、私友達と来てますので、これで失礼します」

「―――いつかまた会いましょう、垣根さん」

そちらの方も、失礼します、と礼儀正しく頭を下げて、少女は向こうの方の席に去っていった。

しかし、ほんとにできた子だった。あれくらいの年頃なら、まず怯えて声もかけられないとか、逆に激怒してひたすら糾弾し続けるとか、それくらいしてもおかしくなさそうなのに。

「―――救われましたね、垣根さん」

垣根さんはそうですね、と苦笑いを浮かべて、甘い味のジュースを口にした。


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