過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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254:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 22:21:13.45 ID:a2xbEWtP0
実は、前もって窓の無いビルについては少しだけ調べてある。
「演算型・衝撃拡散性複合素材(カリキュレイト=フォートレス)」
という、衝撃波のパターンを計測し最適な振動を行って衝撃を相殺する特殊技術が用いられた装甲板
が使用されているらしい。
その性能は核兵器すら耐えるほどで―――記述によれば、自転エネルギーを使った学園都市第一位、一方通行の攻撃も全く効かなかったとか。
この分だと、各種の薬品や温度への対策も別に講じられていると考えてよさそうだ。

―――そんなむちゃくちゃな建物への侵入方を当てろ、だなんて。


「いいじゃないか、着くまでは暇なんだ。答えあわせはこのあと入るときにな」

「じゃあ、着くまでに考えておきます。ついたら発表しますよ」

「む。問答を面倒がったな、黒桐。ヒントは要らないと言うわけだ、それで当てたらシャーロック・ホームズも真っ青だろうな」

「僕はこのあと自分が真っ青にならないかが不安でしかたありませんよ」

それを聞いてハハ、と笑うと橙子さんはこんなことを言った。


「心配するなよ黒桐、魔術師というのは身内には優しいんだ。だから―――」

「死なせる気はないよ、黒桐。第一、そんなことになれば私が式に殺されてしまうだろう?まあ、もし殺されてしまったら複製してやる。記憶もな」

そんな、素直に喜べない複雑な善意を受けたときはどうすればいいのか。

それはどうもありがとうございます、と一応返してはおいたけど。


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