過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/16(日) 15:03:06.87 ID:gUNVYqIl0
式は散歩するような自然な足取りで、再びアクセラレータに向かって適度な距離まで歩く。
「へェ…やるじゃねェか。どんな手品を使ったんだァ?」
式は眼をゆっくり閉じて、口を開く。
「簡単だよ。オレとあの『黒』との間に働く力をまずは殺した。―――それから、『黒』そのものを殺した」
まず、それから、なんていうが、実際式はその二つを一太刀でやってのけている。
そう言いながら、式は正眼の構えをとる。
「――――おまえ、嘘が下手なわりには嘘ばかりつくんだな」
「あァ?」
アクセラレータは怪訝な顔をする。
「何を壊したって救われないって、知ってるくせにさ。
、、、、、、、、、、
―――オレは今のそういうおまえが『有る』のがなんだか許せない。だから、やっぱり殺すよ」
式がひどく冷たい殺気を放つ。それは、チリチリとアクセラレータの肌を焼いていくような殺気。テレズマで満ちている大気さえも震えを止めてしまうような。
上条達も、その場から一歩も動けなくなっていた。
再び、式が正眼の構えをとり直す。
上条は一人で戦うな、式―――と声をかけようとしたが。
、、、、、、、、、、、、、、、、
そこには、上条当麻の知る式は既に居なかった―――――
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