過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/16(日) 15:18:57.19 ID:gUNVYqIl0
―――ああ、そうか。あの光の大剣に全エネルギーを注ぎ込んで、負けた。いや―――殺されたのか。この女は、神さえ殺すというのだから。
「………俺の敗けだ。殺すンだろ?何してやがる―――早く殺せ」
そうぶっきらぼうにアクセラレータが言うと、ああ、と言って女が刀を抜く。
―――式の眼が、再び直死の魔眼に切り替わる。
これで、すべてが終わる―――そう思っていると、式が話しかけてくる。
「―――死にたいのか」
「――――、」
この女は、いちいち自分の突かれたくないところばかり突いてくる。なんだというんだ。
「さてな、わからねェ。けど――――生きていたいとは、もォ思えねェんだ」
「そうか。忘れてた―――おまえは、うそつきなんだった」
チャキ、と刀が音を鳴らす。
「じゃあ、これでアクセラレータとはおさらばだ―――なにか言い残したいことは」
アクセラレータ、とは能力の事だろう。発現してから今まで、ずっと己を苦しめてきたアクセラレータ。
常に誰かを傷つけてきたアクセラレータ。そんなアクセラレータと、死をもってようやく別れることができる。
だから、言うことなら、1つしかない。それは――――
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